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2011年05月05日

ケヴィン・エアーズ、ブルース・スプリングスティーン

ケヴィン・エアーズ、ブルース・スプリングスティーン






続きましては、キーワードAtoZのコーナー。



このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。
さて、今週もその頭文字にKが来るアーティストということで、今日は1944年8月、イギリスはケント州生まれのミュージシャンで、1960年代から1970年代にかけて注目された、コマーシャリズムとは縁遠い、複雑で難解なサイケデリック及びプログレッシブロックを演奏するカンタベリー派の一群に属し、その中でも特に最重要バンドと目されております「ソフトマシーン」の創設メンバーとしても、つとに有名な
ケヴィン・エアーズ

今回はその人に注目し、彼の歌声及び演奏に、リスナーの皆さんと共に耳を傾けてみたいと思います。


ケヴィン・エアーズ、ブルース・スプリングスティーン



 ケヴィン・エアーズは1944年生まれと言いますから、今年67歳のミュージシャンで、1966年にはオーストラリア生まれのヒッピーであるデヴィット・アレン、そしてロバート・ワイアット等と一緒にプログレ、サイケ、ジャズ、フュージョンなど多様な音楽性を誇る「ミスターヘッド」という4人組バンドを結成し、その後、キーボードのマイク・ラトリッジがバンドに合流した際に、ビート文学の巨匠であるウイリアム・バロウズの了解を得て、グループ名を「ソフトマシーン」(因みにソフトマシーンとは『柔らかな機械』、つまりは女性型のアンドロイドを指していると言うことらしいんですが…。)に変更し、ロンドンのライブハウス「UFOクラブ」を拠点としながらも、ヨーロッパ各地に進出し積極的なライブ活動を展開してみせた訳です。
しかし1967年、麻薬所持などのトラブルからバンドの中心人物であったギターのアレンが脱退し、3人編成となったものの、キーボードのラトリッジが音に厚みを加える為もあってか、使用しているオルガンに強烈なファズをかけ、音色を加工したことから、バンドの奏でるサウンドがモノクロームの色調を帯びるようになり、これが独特のニュアンスを醸し出すこととなり、カンタベリー派の特徴のひとつにもなっていったようですが。

で、1968年、ツアーの真っ只中、滞在先のニューヨークでデビューアルバム「ザ・ソフトマシーン」を制作。アレンの後任ギタリストとしては、後にポリスへ参加することになるアンディ・サマーズがバンドに加わったのですが、長期のライブ演奏に疲れたメンバーの中から、いち早くケヴィンがバンドを離脱。その後、ソフトマシーン時代に手にしていたベースを、ギターに持ち替え、渋いバリトンボイスの歌声を武器に、今日に到るまで、フランス南部に居を構え、極めてマイペースなスタイルでソロ活動を行っています。


ケヴィン・エアーズ、ブルース・スプリングスティーン




それでは、ここでそんなケヴィン・エアーズの歌声と演奏を聴いて頂きたいと思いますが。今日はソロ第1作目、1969年12月発表の「おもちゃの歓び」から、今日は「続・おもちゃの歓び」と「タウンフィーリング」、そして「この狂おしき時」の2曲を聴いてください。
それではどうぞ!ケヴィン・エアーズです。

ケヴィン・エアーズ Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BA










                                                

“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
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さて最後は…「ノックオンザヘブンズドア」のコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが~


ケヴィン・エアーズ、ブルース・スプリングスティーン




今日は、明日でGWも終わりということで、また週明け月曜からは何時もの気忙しい生活が始まるということで、休みの間の家族サービスや行楽疲れなどと共に、憂鬱な気持ちになっている方々も少なからずいらっしゃることかと思いますので、聴くだけで必ずや全身に力が漲る、滋養強壮剤として効果も覿面と言える、若き日のブルース・スプリングスティーンの溌剌としたナンバーで、1975年発表の「ボーン・トゥ・ラン」、これをお掛けしてお別れしたいと思います。



佐野元春「アンジェリーナ」!あ、違った!


それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ! 

(予告)

●次週は先ごろ55歳の若さでお亡くなりになった元キャンディーズの田中好子(スーちゃん)を偲んで、ラジオで歌謡曲「Radio Nowhere」で行かせて頂きます。宜しく哀愁~(でも毛皮のマリーズはかけますけど…ネ)




(2011年5月7日オンエアー分) 


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Posted by footstomp at 10:34 │ROCK・音楽