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2010年12月12日

Milk(ミルク)特集

Milk(ミルク)特集



皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きます、
ラジオでROCK!「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。

さて、12月も早や半ばを迎えて、2011年に向けてのカウントダウンも始まれば、リスナーの皆様方も何とはなしに気忙しい思いに駆られていらっしゃることかとは思いますが、しかし、日曜午後8時半からの30分間だけは、ゆっくりと寛ぎながら、福山さんの「龍馬伝」TVで観賞しつつも、お耳、お耳だけは当番組に集中して、是非とも楽しんで頂きたいと思う次第で御座いますぜよ!
で、世間を見渡しますと、2010年、平成22年も大詰めということで、大阪の繁華街や我等が奈良県下の量販店などではジングルベルやら、早くも「年末大売り出し」と銘打ってはセールを実施しているところもあり、またテレビやラジオでは特別番組目白押しということで、何時もは泰然自若、孤高に「我が道を行く」と言えば格好も良いですが、まぁ要は世間から少々ずれているピント外れの私PON-CHANG!では御座いますが、今月ばかりは世間様の動きに乗じると言いますか、「特集」ということでババンと迫らせて頂きたく思います。
で、今週と来週は奇しくも九州は博多出身のバンドで、お互い、活動の期間は全然違いますが、今、俄かに「CD発売」と「映画公開」ということで、ともに注目を集めているバンドということで、30分という番組の時間枠一杯を活用してご紹介させて頂きたいと思います。
まず今週は、ファンが偶然にも、ソニーの「デンスケ」というカセットテープレコーダーを用い、テープに録音していた「レア音源」を一枚のCDに記録した「赤と黒」という奇跡のアルバムが「500枚限定」で、40年の時を超え、今年発売されることになった、ルーズな乗りのビンテージロックがご機嫌なビジュアルもイカシタ5人組のバンド
「Milk」(ミルク)

のサウンドをお届けして、次週は今年4月9日から3日間、自らの音楽活動の原点とも言える、博多は天神に在るライブハウス「照和」でデビュー35周年ツアーのファイナルステージを行い、その模様をカメラに収め、12月18日より、東京はシネセゾン渋谷で公開されることになった映画「照和マイ・リトル・タウン」の主役である甲斐バンドを取り上げ、そのサウンドを堪能していきたいと思っています。
それではお待たせしました。先ずは「Milk」の1973年、博多は中州にあったダンスホール「赤と黒」で収録された貴重な音源からお送りしましょう!
2曲続けてお届けしたいと思いますが、曲はアルバムでオープニングを飾っている「なま首の唄」と「人生なんてクソくらえ!」です。それではどうぞ!ミルクです!







1973年の博多ロックサウンドが蘇る!「Milk」
http://www.officeblowmusic.com/milk
                                                       

「Milk」で先ずは「なま首の唄」と「人生なんてクソくらえ!」を聴いて頂きました。
さて、このMilkですが、ご存じないという方の為に、簡単にそのプロフィールをご紹介させて頂きますと、結成は今を遡ること38年前、1972年、九州は博多、中州でのことで御座いまして、当時「忍者部隊」というバンドをやっていたボーカルの「あきら」氏とベースの「佐藤清二」氏が中心となり結成されたのが、この「Milk」で、当時、博多は「日本のリヴァプール」と譬えられてはいたものの、まだロックバンドが今のように迫力ある演奏を遺憾なくプレイできる「ライブハウス」や「コンサート・ホール」等は殆どなく、一方で当時、まだまだ大人の社交場として全盛だったのが「ダンスホール」で、その内のひとつが、今回、デジタル・リマスタリングによって飛躍的に音質が良くなり、改めて発売されることになったこのMilkのCDタイトルにもなっております「赤と黒」という場所で御座いまして、結成の翌年に当たる1973年には、その「赤と黒」のオーディションに見事合格し、ミルクもハコバンとして、そのステージの壇上に立つことになった訳です。また、その後には、本場のロックを知り尽くしている耳の肥えたオーディエンス達が客席に居並ぶ、長崎は佐世保の米軍キャンプにあった「EMクラブ」「ゼブラクラブ」などでも演奏。ルーズなギターと黒っぽいビートが交錯する、けれん味のない正統派ロックサウンドと共に、ボーカルの「あきら」氏はじめ、メンバー達のアイドル的なビジュアルも相俟って、たちまちバンドは赤丸急上昇の人気バンドとなり、後の「博多めんたいロック」ブームの礎を築くことになる「サンハウス」や「ブロークダウン・エンジン」などと凌ぎを削りあうバンドに変貌を遂げていく訳です。しかし、かの矢沢の永チャンが率いていたR&Rバンド「キャロル」の中国地区のプロモーターに誘われるまま、活動拠点を故郷・博多から広島、福山に移動させたところから、バンド内の歯車は軋み出し、結果、1年7カ月で、残念ながら、このバンドは空中分解してしまうことになります。
で、余談では御座いますが、今回のデジタル・リマスタリング処理により、格段に音質の良くなった「Milk」CD発売に当たり、実は縁あってCDの帯と言うのかな?兎に角、帯のような、CDケースに噛ませているPOP、そして、中に入っているライナーノーツにも私、PON-CHANG!のコメントが掲載されておりますので、是非、本日「Milk」のサウンドに触れて「気に入った!」という御仁は、大手有名CDショップの店頭や、インターネットでお買い求め頂き、こちらの方もお楽しみ頂きたいと思いま~す!
それでは続きましては「僕の恋人」「ほしい」「ハラをたてているじゃないか」の3曲を聴いてください!それではどうぞ!幻のロックバンド「Milk」です!





「Milk」 are~
ボーカル「あきら」
ベース「佐藤清二」
ギター「世利(久保山)敬一」
ギター「池田彰」(ヌーボー)
ドラムス「永田善博」(カッパちゃん)


お問い合わせは…

lovemini36@yahoo.co.jp

                                                
ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!

さて最後も、本日は「ミルク」ということで、1970年代当時、同じく「田舎者」というバンドでプレイしていた「山部善次郎」氏も、当時ストーンズやチャック・ベリーなどのカバーを演奏していた「Milk」の姿を目の当たりしたことがあるそうで、特にフリーの「Ride on Pony」を聞くたびに「40年前に最高にカッコ良かったミルクを今でも思い出す」と、このCDにコメントを寄せていらっしゃいますけれど。こうしたエピソードを聞くだけでも、本当に「ロックの台頭期」「黎明期」にあった九州は博多において、「Milk」は、サンハウスやブロークダウン・エンジン、そしてクリスタル・キングなどと共に、素晴らしい演奏を聞かせ、当時のシーンを熱く飾っていたことが十二分に伝わってくる気が致しますけども~

~ということで、エンディングは本日の主役たるミルクの「可愛い男の子」を聴きながらお別れしたいと思います。





それではみなさんまた来週。来週は『甲斐バンド』の特集ということで、時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。



ルーリード!ワイルドサイド



お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ! 

(レディオノーウェア2010・12・12オンエアー分)


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Posted by footstomp at 08:34 │ROCK・音楽