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2009年05月28日

ラッドウインプス、ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー

ラッドウインプス、ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー



皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます「ラジオでロック レディオノーウェア」でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。どうぞ宜しくお願いします。

それでは早速番組の方進めて行きたいと思います。

先ず冒頭はお馴染み、私・ぽんちゃんがアト・ランダムにその時々の話題をピックアップしては、それに相応しい音楽をお届けするミュージックカレイドスコープのコーナーでございますが。

さて、今日は久方振りに、昨今、日本のメジャーロックシーンを賑わせている若手アーティストに注目しまして、そのサウンドをお届けしたいと思いますが~。

で、今回取り上げますのは、アメリカからの帰国子女で、現在、慶応大学に在籍中というVo/Gの野田洋次郎クンを中心とする
『ラッドウインプス』

というバンドで御座いまして、特に今年3月11日にEMIミュージックジャパン(旧・東芝EMI)から発売となりましたフルCD「アルトコロニーの定理」、これが実によく出来た作品で、若い世代の方々はもう十分ご存じでしょうが、私と同じく40歳代以降の方々の中には、全くラッドなんて耳にしたこともないとおっしゃる向きも多々いらっしゃることかとも思いますので、是非、今日は、その音源をご用意させて頂きましたので、「百聞は一見にしかず」というか、この場合は一聴しかずということになりますが、そのサウンドに耳を傾けて頂きたいと思っております。

ラッドウインプス、ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー



それでは、兎に角、先ずは1曲お試しあれと言うことで、昨年1月23日に早々と1stシングルとして発売になり、翌月2月8日にはオリコンチャートで、バンド初の第1位の栄冠に輝きました「オーダーメイド」。この曲を聴いて下さい。それではどうぞ!    

先ずはラッドウインプスで「オーダーメイド」を聴いて頂きました。
それでは、ここで番組恒例となりましたバンドのプロフィールについて簡単にご紹介させて頂きますと、ラッドウインプスは2001年にVo/Gの野田クンが中学時代の友人とバンドを結成したのがそもそものスタートで、横浜市にある桐蔭学園在学中の2003年7月には1stアルバム「ラッドウインプス」を現在のメンバーと違う顔ぶれの5人組で発表。しかし、高校3年であった野田クンは受験の為に(真面目ですね!)一旦バンド活動を封印し、翌年、あの仮面ライダーカブト「水島ヒロ」クンと同じ『慶応大学』に進学したところで、バンド活動を再開。メンバーは野田クンの他、Gの桑原彰クンに加えて、新たにBの武田祐介クン、Dの山口智史クンというメンバーが参加して現在のラインナップとなる訳です。バンドのメンバー全員が洋楽ではレッチリが好きがと言うことで共通しており、また邦楽のロックアーティストではバンプ・オブ・チキンやドラゴンアッシュなどをフェイバリットアーティストとしているが、リズム隊の2人が洗足(せんぞく)学園音楽大学ジャズ科出身ということも、大いに関係しているのかも知れないが、ラッドの楽曲アレンジや演奏パターンには、他のグループにはないようなバリエーションの拡がりが見てとれて、またVoの野田クンが書く歌詞にしても、語彙が豊富で、ユニークな視点に裏打ちされた内容のものが多く、そういった点が他者と比較しても頭ひとつ抜きん出たような印象を与える特徴になっている様な気がします。
では「あるところに」という言葉を文字ってタイトルとなった、今年3月11日発売の通算5枚目、メジャーにおいては3枚目のアルバムにカウントされる非常にクオリティーの高い作品「アルトコロニーの定理」から、シングルとしてリリースされた、私自身、手前勝手にエイドリアン・ブリュー加入後のキングクリムゾンの演奏を連想しては(アルバム・ビート以降~)ラッドに注目するきっかけとなったナンバーである「おしゃかしゃま」を聴いてください。それではどうぞ!ラッドウインプスです。



おしゃかしゃま(Music/Words 野田洋次郎)


「カラスが増えたから殺します さらに猿が増えたから減らします でもパンダは減ったから増やします けど人類は増えても増やします 
僕等はいつでも神様に願って拝んででもいつしかそうさ 僕ら人類が神様に気付いたらなってたの 何様なのさ 僕は見たことはないんだ あちらこちらの絵画で見るんだ さらに話で聞いてる神様はどれもこれも人の形なんだ 偶然の一致か 運命の合致 はたまた 自分勝手スケッチ あっちこっちそっちってどっち?いったいどうなってるんダ・ヴィッチ

来世があったって 仮に無くたって だから何だって言うんだ 生まれ変わったって 変わらなくたって んなぁこたぁどうだっていいんだ 
人はいつだって 全て好き勝手 なんとかって言った連鎖の上に立ったって なおもてっぺんが あるんだって言い張んだよ
天国行ったって 地獄だったって だから何だって言うんだ 上じゃなくたって 下じゃなくたって 横にだって道はあるんだ」


ラッドHP


http://www.emimusic.jp/radwimps/
                                      
続きましては、キーワードAtoZのコーナー。

このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。

ラッドウインプス、ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー



さて今回は、頭文字にアルファベットのGが来るバンドということで、先々週に登場したギャング・オブ・フォーと同じく、ポストパンクの範疇に位置するアーティストとして大別されている、カナダはモントリオールで1994年に結成され、その活動をスタートしたバンド
「ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー」

をご紹介したいと思います。
グループ名については、今、ラジオをお聴き頂いているリスナーの中にもピンと来られた方は多いかとは思いますが、この名称は1976年、柳町光男監督がメガホン片手に追いかけた、今や伝説として、その名を残す日本の暴走族「ブラックエンペラー」のドキュメンタリー映画のタイトルからそっくりそのまま取られたもの。因みにブラックエンペラーは「叫び」というタイトルの、ベストセラーになった写真集を通じても御馴染みな暴走族で、現在、俳優として芸能界で活躍されている「宇梶剛士」氏が、このグループで総長をしていたのは有名な話で、この写真集にもその当時の勇姿(?)が収められているそう。で、全くの蛇足ですが、当時、エンペラーの他に、東京や千葉を拠点として「新宿スペクター」と言う大きな暴走族があって、当時、このスペクターとエンペラーが夜な夜な都内など舞台に、頻繁に衝突していたようなことを、朧ろ気ながら、私個人としては覚えていますが…。
で、話が少し横道にそれましたが、バンドの方はと言うと、エフリム・メナックという男性を中心に、基本的には3人のギターと2人のベース、そしてドラマーに、ヴァイオリニスト、チェリストの9人という構成で演奏するのを原則としているようで、エフリムとマルロというメンバーのみがパーマネントなメンバーでその他のメンバーについてはかなり流動的な状態になっているそう。
アルバムは今日ご紹介する1stアルバム「f#a#∞」
(エフシャープエイシャープインフィニティ)を含め4枚のアルバムを発表しているが、2002年発表の4枚目「ヤンキーU.X.O」以降はアルバムの発売もなければ、活動に関する詳しい情報も全くない状態になっています。
それでは、「ポストパンク」と称されながらも、パンクならではの破壊衝動や暴力衝動の片鱗など一切垣間見せず、ただ只管に、暗黒に満ちた神経症的な世界観を、静謐な演奏で構築していく、その点で行けばプログレのような感じも致しますが、兎に角、そんな「ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー」のサウンドを、時間の許す限りお届けしたいと思います。
曲は「ザ・デッド・ブラック・ブルース」。では、聞いてください!「ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー」です。どうぞ!
                        

ラジオでロック”「Radio Nowhere」

この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
郵便物〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

ラッドウインプス、ゴッド・スピード・ユー!ブラックエンペラー



http://park2.wakwak.com/~zep/hp.html


さて、最後は
「ノック・オン・ザ・ヘヴンズドア」

のコーナー。蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は、アメリカ市場への進出失敗に対する不満から1969年にスモールフェイセズを脱退。その後、ピーター・フランプトンの呼びかけに応じ、ハンブル・パイに参加しては、英国ロックシーンの歴史に名ギタリストとしての足跡を刻みつけるも、1991年4月、44歳の若さで、煙草の火の不始末から英国はエセックスの自宅で「焼死」という非業の死を遂げた『スティーヴ・マリオット』を偲んで、
「ハンブル・パイ」

の曲
「デスペレイション」

を聴きながらお別れしたいと思います。
それでは皆さん、また来週。お相手はDJ・PONーCHANG!
(T・KARAKAMA)
でした!

(5・31オンエアー分)





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Posted by footstomp at 00:32│Comments(0)ROCK・音楽
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