2009年02月18日
甲斐バンド

皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます
「ラジオでロック レディオノーウェア」
でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、
DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)
で御座います。どうぞ宜しくお願いします。それでは早速、番組の方進めていきたく思います。
先ず冒頭はお馴染み、私・ぽんちゃんが、アト・ランダムにその時々の話題をピックアップしては、それに相応しい音楽をお届けするミュージックカレイドスコープのコーナーでございますが。
さて今日は、今月7日に22年振りの全国ツアー「ビートニク・ツアー08-09 ザ・ワンナイト・スタンド」の最終公演を、ロックの聖地である東京・日本武道館で行い、35年に及ぶその活動の歴史に幕を下ろした
甲斐バンド
にスポットを当てて、その音をお届けしたいと思います。
甲斐バンドは、福岡の老舗ライブハウス「照和」に出演し、右のギターを逆様にしては、そのままコードの握りを変え、プレイして歌っていた甲斐よしひろ氏(vo)を中心として結成され、1974年に「バス通り」でデビュー。結成当時のメンバーは、ボーカルの甲斐氏の他、大森信和氏(g)、松藤英男氏(ds)、長岡和弘氏(b)の4人で、元々メンバー全員がギター奏者で、バンド結成と同時に松藤がドラム、そして長岡がベースに転向した。
そして1975年に発表となった「裏切りの街角」がオリコン最高位7位に入るスマッシュヒットとなり、一躍人気バンドの仲間入りを果たしては、ここから甲斐バンドの快進撃が始まる訳です。
1978年12月にはセイコーのCMソングでもあったシングル「HERO」で待望のオリコン第1位を獲得し、当時TBSで放映されていた黒柳徹子さんと久米宏氏の軽妙な掛け合いも評判だった人気音楽番組「ザ・ベストテン」にも登場、始めてお茶の間にもその姿を見せることになりました。
1984年には、甲斐の幼馴染みであった元ARBの田中一郎氏がギターで参加。より一層音楽的に厚みを得ることになるが、しかしその2年後の1986年、オリジナルメンバー大森信和氏の「耳の不調」を原因として、日本武道館での公演を最後に解散。しかしその後、今日に至るまでの間、4回再結成しているが、今回ばかりは甲斐氏の「最後になるのは、今回集まった瞬間に全員が感じていた。それに、バンドはなくなっても曲や作品は残るから」という台詞とともに、未来永劫、その再結成を封印することになったと言うことです。
というところで、それではそんな甲斐バンドの曲をここで聞いてみたいと思いますが…。
1982年発表の作品で、オリコンチャートの2位まで登り詰めたアルバム「虜」から今日は、「観覧車’82」「呪縛の夜(のろいのよる)」そして甲斐バンドの中でも、最も私が愛してやまない楽曲であります、常に硫酸と剃刀を持った17歳の不良少年・ピンキーの初めての恋と破滅を描いたグレアム・グリーンの有名な小説と同タイトルの、大森信和のギターリフも最高の「ブライトンロック」、この3曲を聴いて頂きたく思います。それではどうぞ!

グレアムグリーン著:ブライトンロック
KAI SURF(公式サイト)
http://www.kaisurf.com/
虜-TORIKO-
1.BLUE LETTER
2.ナイト・ウェイブ
3.観覧車'82
4.ブライトン・ロック
5.無法者の愛
6.虜
7.呪縛の夜
8.フィンガー
9.荒野をくだって
(2/22オンエア)