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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年09月28日

ARB 30th記念特集・その1

皆さん今晩は。
これからの30分間は、このFMハイホー、FM西大和からオンエアされます“ラジオでロック”「Radio nowhere」でお楽しみください。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

それでは今日も、早速番組の方進めて行きたいと思いますが。





さて、今週と来週は、先週の番組のエンディングでも予告させて頂きましたように、1978年の結成から、この10月で丁度、記念すべき30周年を迎えると言う、我が青春のモニュメント的な存在でもあります、魂の咆哮のようなシャウトを聴かせるヴォーカルと、切れ味も鋭いシャープでタイトなロックンロール・サウンドを武器に、時代を疾走して参りましたゴキゲンなバンド、アレキサンダー・ラグタイム・バンドARBの特集を大々的にさせて頂こうと思っております。

それでは先ず、景気付けに一発ということで、1979年(昭和54年)、日本中を震撼させた三菱銀行北畠支店を舞台とした殺人事件(後に高橋伴明監督が、宇崎竜童さんを主演にして『TATOOあり』というタイトルで、この事件を映画化し、話題にもなりましたが…)。
本来なら、シングル「ワイルド・ローティーン・ガール」のB面として発売される筈だったんですが、この事件を連想させるような刺激的な歌詞内容が問題ということで、発売自粛となってしまいましたナンバー「銀行マン」
これを先ず、お届けしたいと思います。それではどうぞ。


三菱銀行北畠支店人質事件



   (Rooftop9月号掲載記事より)
Rooftop HP
http://rooftop.seesaa.net/

LOFTプロジェクト HP
http://www.loft-prj.co.jp/                                           

~ということで、今週と来週は、今年10月で結成30周年を迎えるARBにスポットを当てて特集という形でお届けさせて頂く訳ですけども、先ずはオープニングとして「銀行マン」をお聴き頂きました。
さて、ARBは現在、ドラムのキースと共にバンドの牽引車的役割を担っておりましたヴォーカル・石橋凌の脱退によりまして、再び活動中止状態に陥っている訳ですけども、そこに至る迄の長い歴史の間には、数々の名曲と誉れも高い作品を作り上げて、ARBキッズなる熱狂的なファンを獲得し、またブルーハーツやユニコーン、ジュンスカなどの、その影響が十二分に見てとれるフォロワー達を沢山産み落として参りました。しかし、一方で広く世間で認知される程の大ヒット曲に恵まれることもなければ、ARBは何処までも超B級のバンドとして、その歩みを重ねてきたわけです。
その関係からか、この頃では再結成以降のARBの作品をCDショップなどで見掛けることはあっても、一旦解散した1990年迄の作品は、殆んど見掛けることもなく、特にレンタルCDショップなどには、全く置かれてもいないという惨憺たる状況で、熱狂的なファンを自認する私としても、実に寂しい思いを噛みしめて来た訳では御座いますが。
ところが一転、そんなお寒い状況にピリオドを打つべく、ここに来て朗報。結成30周年を記念して、ドラムのキースとARBオフィスの代表であります藤井隆夫氏というARBを知り尽くした2人がリマスタリングの監修を務め、解散までに発表された全15タイトルを再リリース。それも更に嬉しいことに、オリジナルLPと同じく紙ジャケといったオマケ付きでの復刻と相成った訳です!
今回の特集というのは、それを祝しての特別企画。是非、この番組を通じ、ARBの良さを体感して頂きまして、もし気に入れば、当然のことながら、CDを直に手に取って、ARBの音世界にどっぷり浸かって頂きたいと、この様に思います!
因みに、再リリースCDの方、既に7月23日に7タイトルが、そして8月20日に残り8タイトルが発売となっていますので、またCDSHOPの店頭でチェックしてみてくださいね!
それではここで2曲続けてARBのサウンド、またお届けしたいと思います。
先ずARBの記念すべき1978年発表のファーストシングルであります「野良犬」、それからこれまたファーストアルバムに収録されております、ファンの間で今以って根強い人気を誇る「喝!」。この2曲をお聞きください。どうぞ!  



   


ARBオフィシャルサイト

http://www.arb-tamashii.com/                                   

はい、ということで「野良犬」と「喝!」の2曲を聴いて頂きました。





続きましては1980年5月に発売されたセカンド「バッド・ニュース」から、ビートたけしもフェイヴァリットソングと公言して憚らない「乾いた花」と、ロッキード事件で騒がしかった時代の空気をそのまま切り取ったような楽曲「空を突き破れ」をお届けしますが、この時期がARBにとっての大いなる転換期でありまして、元々ARBはシンコーミュージックが、当時流行りだったイギリスのベイシティ・ローラーズなどのアイドルロックバンドを模して作った企画もののグループだったわけです。しかし、アイドルとしての居心地の悪さに違和感を覚え始めたメンバーは事務所と衝突。メンバー2人を失う形にはなったものの、自分たちのオフィスを立ち上げ、本格派のロックバンドを目指すべく生まれ変わることになります。
それでは1stの頃とは違い、ぐっと男臭くも硬派っぽさを増したARBを聴いてください。どうぞ!


ロッキード事件                                        

“ラジオでロック”「Radio nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

●奈良発。無料地域ブログポータルサイト「ナラ咲く」
http://radionowhere2.narasaku.jp/

●神戸のブログポータルサイト「ko-co」
http://radionowhere.ko-co.jp/

それと、FMハイホー携帯サイトがオープン!
FMハイホーHP上のQRコードでアクセスいただくか、空メールを…
office@fm814.co.j p
に送信して頂ければプレゼントや地域に関する事柄など素敵な情報が満載のサイトとアクセスして頂けます!是非ご活用下さいね!



それでは最後もARBの曲で、それまでの所属事務所と決別、悲壮な決意を込め、1979年12月に発表したARBのテーマソングとも言える「魂こがして」と、セカンドアルバム「バッド・ニュース」からタイトルチューンであります、“悪い知らせを聞いてくれ”のセリフでお馴染みのバッド・ニュースをお掛けしてお別れしたいと思います。それは皆さんまた来週。

来週もARBの特集でお送りしますのでお楽しみに!お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
バイバイ!

(10・5オンエアー分)  


Posted by footstomp at 23:45Comments(0)ROCK・音楽

2008年09月23日

エリックサティ「秋に相応しい癒しのメロディー」(2)

はいということで、皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からオンエアーされます
“ラジオでロック”「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは、私、DJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しく!

それでは早速番組の方進めていきたいと思いますが…。

さて、今週も先週と同じく、過日メールでNさんという、この番組を熱心にお聴き頂いているリスナーの方から頂きましたリクエストにお応えしまして、「秋に相応しい癒しのメロディー」と題し、従来のレディオ・ノーウェアとは違った趣きで、心に沁みる旋律(メロディー)満載で、番組の方進めさせて戴こうと思っております。しかし、当然のことながら、私がセレクションしての話となりますので、果たして皆さんの癒しに役立つかどうか、その辺り、甚だ疑問では御座いますが。
まぁ何はともあれ、それでは早速、秋に相応しい癒しのメロディーの特集の第2夜ということで、「後編」を進めていきたいと思います。





まず今週は、「家具の音楽」と自らの作品を称し、教会音楽の要素を大胆に取り入れては、それまでのクラシック音楽における調性を破壊、後に印象派として歴史にその名を残すラヴェルやドヴュッシー、またリズムではストラヴィンスキーなどに、多大なる影響を与え、今や現代音楽の父、ミニマル・ミュージック、イージー・リスニングの創始者とされる、1866年、フランス生まれの偉大なる音楽家、エリック・サティことエリック・アルフレッド・レスリ・サティの曲をまずは聞いてみたいと思います。この頃では「ジムノペディ」などがCMソングとして、あちこちで取り上げられ、頻繁に彼の作品を耳にすることが増えましたが、今日はそのお馴染みのジムノペディも含め、3曲ほどチョイスして、彼のその静謐且つ透明感あふれる音世界を堪能していただきたいと、このように思います。とにかく素晴らしいこと間違いなし。私も夜更けに仕事をする際には、よく彼の曲をBGMとして流し、その調べにどっぷりと浸かっている次第ではございますが。
それではサティで3曲行きましょう。
今日は、17歳でデッカレコードと契約を結んだ早熟なるフランスのピアノ奏者PASCAL ROGE(パスカル・ロジェ)の演奏で、サティが1888年に書き下ろしたジムノペディNo,1(ゆっくりと悩めるが如く)と、1900年に書かれたシャンソンの名曲「ジュ・トゥ・ヴー」そして、北野武監督の「その男、凶暴につき」でも取り上げられていたインドネシアのガムラン音楽とルーマニアやハンガリーの音楽をミックスして作ったという「グノシエンヌ」、これ等を続けておかけします。結構音数が少なく無音の箇所があったりしますが、放送事故ではないのでご心配なく。
それではサティ、聞いてください!どうぞ。                                        

いかがでしたか、サティのサウンド。お楽しみ頂けましたでしょうか?





では、続きましては、これまた他のラジオ・ステーションなどでは滅多に電波に乗ることもない、ドイツが誇るプログレバンド「CAN」のベースでありましたホルガー・シューカイが1979年に発表した珠玉の逸品「ムーヴィーズ」から、今宵は2曲おかけしたいと思います。数ある私のレコードCDコレクションの中でも必ずやベスト3に入る名盤と称しても過言でないほどに素晴らしい作品ですね、これは!

ホルガー・シューカイは、1938年ポーランド生まれといいますから、2008年の現在、御年何と70歳の音楽家。第2次大戦後、故国ポーランドに進駐してきたソ連軍から逃れ、家族全員で西ドイツに移住。ベルリン芸術大学に進学しては、指揮者になる為に勉強するが、其の内に、かのクラシック音楽、現代音楽の大家でもあるカールハインツ・シュトックハウゼンに師事するために、スイスはケルンに居を移す。そこで音楽教師となっては、その後同じくシュトックハウゼン門下生であったイルミン・シュミットらと共に「CAN」を結成し、活動を始める。
CANは即興性を重視するプログレ・アバンギャルド・グループだったが、次第にホルガーは、さまざまな音響・録音機器を駆使しての緻密なサウンド構築作業に魅了されて行き、1977年グループを脱退、ソロ活動をスタート。1st「カナクシス」を発表した後に、今日お掛けする、数あるホルガーのアルバムの中でも、音楽的に最も充実した代表作といえる「ムーヴィーズ」を1979年に発表することとなる。
それでは能書きはこの辺に致しまして、音の方ご紹介いたしましょう。
今日「ムーヴィーズ」からおかけしますのは、カザフスタンの不明の楽器のイントロによって目の前に中近東の風景が広がる、軽妙なリズムと分かりやすいメロディーが心地良いキッチュなポップチューン「クール・イン・ザ・プール」とイラン歌手の連続可変する唄声が印象的な、美しくもエキゾチックなスローナンバー「ペルシアン・ラブ」をお届けいたします。それではどうぞ。ホルガー・シューカイです。                                 

“ラジオでロック”「Radio Nowhere」この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

またこの番組の詳細に関しては以下のブログにてご確認いただけます!

●奈良発。無料地域ブログポータルサイト「ナラ咲く」
http://radionowhere2.narasaku.jp/

●神戸のブログポータルサイト「ko-co」
http://radionowhere.ko-co.jp/

それと、FMハイホー携帯サイトがオープン!
FMハイホーHP上のQRコードでアクセスいただくか、空メールを…
office@fm814.co.j p
に送信して頂ければプレゼントや地域に関する事柄など素敵な情報が満載のサイトとアクセスして頂けます!是非ご活用下さいね!



ということで、2夜に亘りお届けして参りました「秋に相応しい癒しのメロディーの特集」。取りあえずは、次の曲で終りということになります。今後ともまたこんな企画をなんていうリクエスト御座いましたらガンガン、メールやFAX等でリクエストお送りくださいね。出来得る限り、頑張ってお応えしていこうと思っていますので。
ということで、来週、再来週は、これまた通常のメニューではなく、2週に亘り、結成30周年を迎え、1990年10月27日「国立代々木競技場第1体育館」での解散コンサートまでに発表された全15タイトルが紙ジャケで復刻再発売となった「ARB」にスポットをあてて、これまた特集としてお送りしたいと思います。お楽しみに!
ではまた来週。
お相手は、お相手はDJ・PON-CHANG!でした。





それでは、1966年5月16日にリリースされたビーチボーイズ「ペットサウンズ」から「キャロラインノー」をお掛けしながら、今日はお別れしたいと思います。
バイバイ!

(9・28オンエアー分)
  


Posted by footstomp at 19:49Comments(0)ROCK・音楽