2009年04月17日
博多めんたいロック「MILK」「サンハウス」
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皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます「ラジオでロック レディオノーウェア」でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)で御座います。どうぞ宜しくお願いします。
それでは早速番組の方進めて行きたいと思いますが~
さて今週と来週は、まぁ、この番組ではありがちなことでは御座いますが、またまた通常の番組フォーマットを変更致しまして、特集ということで、リスナーの皆さんと共に、超ロッキンで濃密な時間を共有していきたいと思っております。
で、唐突ではございますが~。私がちょうど高校生だった1979年から80年にかけてというのは、馬鹿でかいスタジアムで大掛かりなコンサートをみせることになった資本主義の、まさに尖兵たるバンド、アーティストとして、例えば、ピンクフロイドやデヴィッド・ボウイ、はたまたストーンズなどのミュージシャン達が堕落したとばかりに、槍玉にあげられては、当時の若者達から批判を受けていた訳ですが~。
一方、そうした動きを背景に、アンチとして、威勢よく狼煙を上げながら台頭してきたのが、パンクロックや、その後のニューウェイブと言うことなんですが。まぁ、そうした情勢を切っ掛けとして、改めてけれん味のないシンプルでタイトなロックンロールが真正面から再評価をされるようになりまして、イギリスでは純正のパンクサウンドではないものの、その音のシャープさ、シンプルさでドクター・フィールグッドやザ・ヘッドコーツをはじめとするパブロッカーが、新時代の先駆的存在として注目を集め、また此処日本では、「日本のリヴァプール」と称され、ブルースベースのシンプルなロックンロールを聴かせる、例えばサンハウスやザ・ロッカーズ、はたまたザ・モッズなどの秀逸なロックバンドを次から次へと輩出した、九州は博多発の、所謂「めんたいロック」なるムーブメントが産まれ、大いなる盛り上がりをみせた訳です。
で、今もって日本のロックシーンにおいて、その影響は随所に認められながらも、如何せん、時はまさに21世紀ということで、最早あまり評価されることもなくなっては、前世紀の遺物的扱いを不本意ながらも受けてしまっている博多発の「めんたいロック」。
今日はそんな博多発の「めんたいロック」ムーブメントを華麗に彩っては、キラ星の如く駆け抜けてみせた数々の良質なるバンドのサウンドに、今一度耳を傾けては、その素晴らしさを体感し「めんたいロック」が過去から現在に至るまで、日本のこのロックシーンにもたらしてみせた功績を讃えてみたいと、要はリスペクトということですが、そういう風に思い立ちまして、私の方で勝手に特集を企画しては、今週、来週の2回に分けてお届けすることにした訳です。
~と言いますか、ぶっちゃけ本当のところを白状しますと、実は1973年(昭和48年)頃、まだダンスホールが専らその当時のバンドの活動場所であった時代に、博多で、村八分のようなルーズで、如何にも不良少年のフラグメントと言った感じのイカしたロックを聴かせていた
「MILK」
というバンドを、誠に恥ずかしい限りでは御座いますが、遅れ馳せながらも、つい最近知りまして、こりゃ何としてもリスナーの方々にご紹介せねばなるまいと使命感に打ち震えと言うのは、多分に大袈裟ではございますが、是非共、聴いて貰いたい。ならば合わせて、サンハウスも、オラオラ!ザ・ロッカーズもということになったのが正直なところです。
では先ず、かなり前置きが長くなりましたが、今回の特集の起爆剤になった、その「MILK」。彼等のサウンドから聴いて頂きたく思います。曲は「ほしい」と「なま首の唄」です。まずはおやつ昆布チャーミーの如く(若い人は知らんわなぁ~)噛み締めて欲しいと思います!
MILKです。どうぞ。
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はい。先ずは博多発「めんたいロック」ムーブメントの先駆的な存在と言える幻のロックバンド「MILK」で「ほしい」と「なま首のうた」を聴いて頂きました。
さて、この「MILK」というバンド。
ここで簡単にプロフィールをご紹介させて頂きますと~。
結成は1973年、昭和48年と言いますから今から遡ること35年前のことで、メンバーはボーカルのアキラ、そしてギターの世利(久保山)敬一と池田彰の2人。またベースは佐藤清二、ドラムスはバンドのオリジナル曲の作曲者として頻繁にクレジットされている永田善博が務めるといった5人編成のロックバンドでありました。ちなみに今回お届けしている貴重な音源は1973年、福岡は中洲にあったダンスホール「赤と黒」(多分、店名はスタンダールの有名小説のタイトルから拝借したんでしょう~)でハコバンとして活躍していた当時、ファンによってたまたま収録されていたものであります。そのため音質の方はかなり劣化しているというか、聴き辛かったことかとは存じますが。
で、1973年のこの当時、MILKと共に肩を並べて、まだまだマイノリティーだったコアなロック野郎に博多で支持され、注目されていたバンドが、後にEXとして奈良敏博と一緒に活動することとなる梅林茂も在籍していたストーンズからプログレまで、とにかく守備半径の広い音が魅力だった器用なグループ「ブロークダウンエンジン」と、そして最早説明不要、博多「めんたいロック」の代名詞的バンドで、柴山俊之や鮎川誠が在籍していたでも有名なスーパーバンド「サンハウス」があった訳です。
それでは、ここで今度は
「サンハウス」の音をお届けしたいと思います。
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1970年に結成されたサンハウスが、75年にテイチクレコードと契約し、その傘下のブラック・レーベルから発表した、今聴いても全く古い感じのしない衝撃の1stデビューアルバム「有頂天」から、「キングスネークブルース」「ミルクのみ人形」と、現在シーナ&ザ・ロケッツの十八番(おはこ)のナンバーにもなっています「レモンティー」、この3曲をオンエアーしたく思います。それではどうぞサンハウスです!
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“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
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さて最後も、今日は博多「めんたいロック」第一世代と称されるバンドである「サンハウス」のサウンドをお届けしてお別れしたいと思います。
曲は同じくアルバム「有頂天」に収録されている「なまずの唄」と「地獄へドライヴ」をお掛けいたします。来週も今週と同じく博多「めんたいロック」の特集ということで、その後編として第二世代のザ・ロッカーズやルースターズ、そして第三世代のヒート・ウェイヴなどの音をお届けする予定です。
それは皆さんまた来週。お相手は
DJ・PONーCHANG!でした。
バイバイ!
(4・19オンエアー分)
Posted by footstomp at 00:44│Comments(0)
│ROCK・音楽