2008年12月21日
遠藤賢司、ジミ・ヘンドリックス
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続きましては、
キーワードAtoZ
のコーナー。
このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。
さて今週は、その頭文字にEの付くアーティストということで、日本が世界に誇るロックの巨人。和製ニールヤングとの呼び声も高い、最もグレッチのギターの似合う男、
エンケンこと遠藤賢司氏
にスポットを当てて、そのサウンドをお届けしたいと思います。
自称「純音楽家」の遠藤賢司氏は1947年(S22)1月、茨木県勝田市(今のひたちなか市)に生を受けた御年61歳の、今もって第一線で活躍する、現役バリバリのロックジャイアントで御座います。
和製ニールヤングと称されることの多い彼ではあるが、その音楽の目覚めは、大学時代に偶然に耳にしたボブディランの「ライク・ア・ローリングストーン」が引き金だったとのこと。また一方で、当時アメリカから出てきたジミヘンやMC5などの爆音ロッカーにも心惹かれるところがあり、自身の中に独特の音楽観を築くことになる。
60年代に関西で起こったアングラフォークムーヴメントにはひとり東日本から参戦。独特の持ち味で気難しい関西のオーディエンスの心を捉えることに成功し、その勢いで70年4月には大瀧詠一以外のはっぴいえんどのメンバーをバックに従えて「niyago」を発表。また三島由紀夫が割腹自殺をしたその日の模様を歌った「カレーライス」がヒット。世間の耳目を集めるシンガーとなった訳です。
で、時は流れて、今年7月には「夢を叫べ」に収録されていた「ボイジャーくん」(絵本雑誌MOEで連載されていたものを一冊の本に編纂したもの)がCD絵本となって発売され、また日本のロック黎明期の貴重な映像を編集した記録映画「ロック誕生」なる作品が、今年8月に劇場公開となり、その中で内田裕也氏やフラワートラヴェリンバンド、さらにはパンタ率いる頭脳警察の衝撃映像と共に、往年の雄姿がスクリーンで紹介されたりと、まだまだ話題に事欠くことのないエンケンさんであります。
それでは、今日はそんなエンケンさんの78年に発表された、時は正にパンクムーヴメント真っ只中、そんな時代の空気そのままに制作されたダイナミックなロッキンアルバム、名盤「東京ワッショイ」から、そのタイトルチューンである「東京ワッショイ」を聴いて頂きたく思います。それではどうぞ!
ラジオでロック”「Radio Nowhere」
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さて最後は
「ノック・オン・ザ・ヘヴンズドア」
のコーナー。蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は「ストラトの魔術師」といった異名を得て、その将来を嘱望されながらも、1970年9月18日、滞在中のロンドンのホテルで大量のお酒とバルビツール酸系の睡眠薬を服用したことによって、デビューから僅か4年でミュージシャン生命を終えてしまった、アメリカはシアトル出身の黒人ギタリスト・ジミヘンこと
ジミ・ヘンドリックス
と、先月12日にお亡くなりになったエクスペリエンスのドラマー、
ミッチ・ミッチェル
を偲び
「ウオッチ・タワー」
を聞きながらお別れしたいと思います。
それでは皆さん、また来週。お相手はDJ・PONーCHANG!でした。
バイバイ!
(12・21オンエアー分)
Posted by footstomp at 14:57│Comments(0)
│ROCK・音楽