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2011年02月13日

「ミック・カーン」(JAPAN)追悼特集



井岡一翔!
日本史上最短7戦目で「WBC世界ミニマム級チャンピオン」おめでとう!!!!!







「ミック・カーン」(JAPAN)追悼特集


皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からオンエアーさせて頂きます、ラジオでROCK!「Radio nowhere」でお楽しみくださいませ。お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。

さて今週も、先週のキャプテン・ビーフハートさんに引き続きまして、「追悼」ということで、先月4日に癌の為、52歳の若さで亡くなった、英国のロックバンド・
JAPAN

のベーシストだった
ミック・カーン

氏にスポットを当てるべく、30分間丸々「ジャパン」の特集とさせて頂きたいと思います。
 では、「ジャパン」のベース奏者であったミックの追悼特集ということで、早速、番組の幕を開けたく思いますが、しかし、今の若い世代の人たちの中には、当然「ジャパンって何?郷ひろみ?」なんて全く頓珍漢で、殆ど予備知識なんぞ持ち合わせていない方も多いことでしょうから、なるべくバンド結成の1974年から解散に至る1982年までと言うことで、時系列に沿って、バンドのご紹介も兼ねつつ、楽曲の並びも考え、お届けして行きたいと、かように思っております。
…ということで、先ずは、元々はN.Y.を拠点に活動していた、かのマルコム・マクラーレンがマネジャーを務め、場末の安酒場に出没しそうなドラッグクイーン紛いの化粧をした「デヴィット・ヨハンセン」や「ジョ二―・サンダース」などが在籍していたことでも有名な、元祖パンクバンド「NY・ドールズ」に憧れを抱いていたという、デヴィッド・シルヴィアン&スティーヴ・ジャンセン兄弟によって結成された、このバンド「ジャパン」。その結成当初と言いますから、1974年当時に遡ることとなりますが、その頃の音ということで、デビューアルバム「果てしなき反抗」から、そのタイトルチューンであります「果てしなき反抗」(ADOLESCENT・S●X)と「アンコンヴェンショナル」、そして1978年発表のセカンド「苦悩の旋律」から「オートマチック・ガン」の計3曲を聴いて頂きたいと思います。
それでは~本日はミック・カーン追悼特集ということで、JAPANの音を聴いてください!どうぞ!








「ミック・カーン」(JAPAN)追悼特集






★ミック・カーンHPにアップされたコメント ……………………………………………………
                                                
24th July 1958 - 4th January 2011
It's with profound sadness that we have to inform you that Mick finally lost his battle with cancer and passed away peacefully at 4.30pm today, 4th January 2011 at home in Chelsea, London. He was surrounded by his family and friends and will be deeply missed by all.
Posted: 4th January 2011
                                                    
リッスンジャパン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110105-00000004-lisn-musi
ミック・カーン公式サイト
http://www.mickkarn.net/



「ミック・カーン」(JAPAN)追悼特集   



 ハイ!ということで~
先ずはデビュー当初のグラマラスなヴィジュアルで、ファンキーながらも荒々しきギターロックを演奏していた頃の「JAPAN」で3曲聴いて頂きましたが…。
本日は、先月4日に亡くなったジャパンのベース奏者だったミック・カーン氏を偲んで、ジャパンの特集をお送りしている訳ですが。
ジャパンのベースでありました「ミック・カーン」というこの人物は、元々、現在はイギリス領ではなく、ギリシャ人による単一独立国家となっておりますが、その昔はトルコ人なども仰山住んでいたとされる「キプロス共和国」生まれ(ウムム…どおりで濃い顔だと思ったわ!ミック)の方だったようで、3歳の頃に一家でイギリスに移住。その後、ハイスクール時代に知り合ったデヴィッド・シルヴィアンに彼の弟ジャンセン、はたまたリチャード・バルビエリ、ロブ・ディーンなどの美し過ぎる男たちとともに「JAPAN」を1974年に結成。ここ日本では、音楽専科(懐かしいなぁ)やロックショウ(東郷かおる子編集長)JAM(前の甲斐さんの奥方が編集長!高橋まゆみさん)などの表紙を飾りまくり、当時の腐女子達の間では早くも話題沸騰!黄色い歓声を一身に集めるアイドルバンドとして、ベイ・シティ・ローラーズに続く第2弾というか、クイーンやチープ・トリックなどと同じような感じで、一気にヴィジュアルの良い外タレ兄ちゃんとして華麗にスターへの階段を駆け上がった訳ですが。しかし、日本とは違い、そんな彼等に冷徹だったのは母国「エゲリス」の方で御座いまして、当時は、どん底の経済情勢を背景として、世紀のアンチ・ジーザス・クライスト・スーパースター、安全ピンにスパイキーヘアといった反抗的ないでたちもギガ攻撃的な“腐った奴”ジョニー・ロットンをフロントマンとする「セ●クス・ピストルズ」を筆頭に、THE CLASHなどのパンクバンド達が暴れ馬のようにロックシーンを席巻しているような状況でしたから、N・Yドールズのフォロワーといいますか、まさにT・レックスのマーク・ボランを彷彿させるような、骨太なパンク連中に比べると「ヨヨ…」とした線の細い装いのバンドだったJAPANは見事「際物扱い」で、完全に末席に追いやられ、蚊帳の外状態とされた訳です。





「ミック・カーン」(JAPAN)追悼特集









そうした扱いの中、鳴かず飛ばずの時期を、極めて地味に掻い潜リ乍ら、スティーブ・ストレンジやソフト・セル、ウルトラ・ヴォックス、そしてお馴染み「デュランデュラン」や「スパンダー・バレエ」を主役に据えて、その後、母国「イギリス」でギガ爆発したニューロマンティックスのムーヴメントが台頭した頃に、漸く、その華麗なルックス(この頃はデビュー当初に比べるとかなり、そのグラマラスなルックスも洗練させていましたが~)やサードアルバム「クワイエット・ライフ」の頃から、それまでのギターを前面に打ち出したハードでファンキーな独特のウネリを持つ猥雑なロックサウンドから意匠替えし、電子楽器を前面にフューチャアした、内省的でどこか冷たい質感乍らも、唯一無二とも言える、実に個性的な彼らならではの「ヨーロピアン・ポップ」にも注目が集まり出して、日本のみならず、本国英国でもやっと正当な評価を受け、正真正銘のスーパースターに上りつめようとしていた矢先の1982年、彼等は本当のクライマックスを待たずに自ら「解散の道」を選び、シーン最前線から消えていきます。



「ミック・カーン」(JAPAN)追悼特集















以降、メンバーは別々の道を歩み、本日の主役であるミックは、バウハウスのピーター・マーフィーとのユニット「ダリズ・カー」や「ロンリ―ユニバース」「JBK」、またルナシーのSUGIZOのバックなどで活動したものの、目立った形で、改めて陽の当たる場所に登場することもなく、で昨年から治療に当たっていた進行性の癌の為、52歳の若さながら逝ってしまいました。
フレットレス・ベースを使い、パーシー・ジョーンズを思わせるようなダウン・チョーキングを多用したオリジナリティー溢れる強烈なプレイと、真っ赤なオカッパヘアー(マッシュルーム・カットか!いや奇妙な長髪…)で黙々とプレイする初期のミック、そして一転、髪の毛も短く刈り込み、さっぱりした風情でダンディーに決めていた晩年のミック。(最近はどうだったのかな~)。サックスを吹く立ち姿も良かったなぁ~。
どちらも未だ鮮烈なインプレッションで、私のこの両の目に焼き付いております。本当に春から残念なことでは御座いますが…。
~ということで、今度は中期から晩年にかけてJAPANで、1979年発表の3枚目のアルバム「クワイエット・ライフ」からタイトルチューンを、そして同年シングルのみで発表された「LIFE  IN TOKYO」の2曲を聴いてください。それではどうぞ!

JAPAN WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3_(%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%89)

                                               

“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp


FAX  0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!



「ミック・カーン」(JAPAN)追悼特集



それでは、本日は最後もミック・カーン氏を偲んでJAPANのナンバーをお掛けしてお別れしたいと思います。曲は1982年発表の実質ジャパンとして最後のスタジオ盤となった「錻力の太鼓」から「ジ・アート・オブ・パーティーズ」を選ばして頂きました。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。







お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ! 


(レディオノーウェア2011・2・13オンエアー分)


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Posted by footstomp at 14:07 │ROCK・音楽