2010年07月18日
ゆらゆら帝国、カーネーション、ランディ・ローズ
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皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きます
ラジオでROCK!「Radio nowhere」
でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。
さて、今週は次のコーナーであります「キーワードAtoZ」のコーナーをお休みして、その時々の話題を、私「PON-CHANG!」の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くといったコーナーであります「ミュージックカレイドスコープ」のコーナーを拡大して、2組のアーティストをワイドにご紹介したいと思います。
先月20日に発売となった某「ミュージックマガジン」(またまた、何が某やネン!)の7月号では『ゼロ年代ベスト100』の邦楽編として特集が組まれておりまして、この雑誌に寄稿している50人のライター陣が、それぞれに2000年から2009年までの10年間で、素晴らしいと思える作品を20枚チョイスして、順位を付け、それを編集部の方で集計しては100位までランク付けをして評価している訳ですが、まぁ何時も通りと言いますか、かなりその内容はマニアックと言うか、明らかに「おかしいやろ!」と思えるような偏りも見受けられましたが、その辺りは御愛嬌というか、無論、ファンの方からすれば鶏冠に来る話かも知れませんが、しかし一方で中々面白かったりするのもまた事実で、今回もその内容を確認しながら、これまで耳にしていなかったアーティストのCDを遅れ馳せながらではありますが、自分で手に入れまして聞いてみたんですが、中には「目から鱗」でビックリ仰天、ライターさん達の肥えた鑑別眼と言いますか、音楽感性に改めて感心するとともに、新たな出会いに感謝するなんてことがありまして、今日はそんなことで、それを切っ掛けに、これまで食わず嫌いでもなかったんですけど、一通り私も聞いた上で批判というか「あきまへん」とレッテル付ける口ですからね、「何を言い訳してるんだ!」ってな感じもしますが…。(笑)兎に角、これまで距離を置いてきたアーティストにも拘らず、今回のミューマガの特集を通じ「再評価」することになったアーティスト2組をばっちり取り上げて、リスナーの皆さんとともに、その音を聴いて行きたいと思っております。
先ず、1組のアーティストは「ゆらゆら帝国」。
当初、大体が村八分やラリーズ、若しくはGSの焼き直し的ないなたいイメージもあり、どちらかと言えば好きなバンドで、そんなに嫌いでもなかったんですが、何故かその内に飽きが来て、正直全く聴かなくなってしまいました。が、今回、ミュージックマガジンの『ゼロ年代ベスト100』で、2007年10月発売の、今年3月末日に解散発表をしたことからラストアルバムになってしまいましたが「空洞です」という、この作品が1位に選ばれていたことから、久方振りに手にとって耳にしてみたんですが、ミュージックマガジンで選評を担当していた松永良平氏曰く、そのサウンドは「ギターソロは減退し、ジャーマン・テクノ的な無調サウンド」に変わり、その内容については「あまりにも甘美で死の匂いがした」と書いていましたが、正に言い得て妙。私もその変貌振りに驚くと同時に、何とも言えない、穏やかさ、気持ち良さを、心が痺れるように感してしまいました。それだけに「解散」が惜しくも思えますが、しかし、またここで活動を引っ張ることなく解散するからこそ、余計にスパイスが効いて素晴らしく思えたりするのかも知れませんが。いや、しかし、このアルバムは単純に「素晴らしい出来」と諸手挙げて、素直に評価したいと私は感じましたね。
~というところで、それではここでミュージックマガジン7月号の特集『ゼロ年代ベスト100』のランキングで、堂々第1位の栄冠を手に入れた「ゆらゆら帝国」のアルバム「空洞です」から、続けて3曲聴いて下さい。
先ず1曲目は、このアルバムの中でも私、特に愛聴している2曲目に収録の「できない」、そして「おはようまだやろう」さらにタイトルチューンの「空洞です」の3曲を聴いて下さい。
それではどうぞ、ゆらゆら帝国です。
●ゆらゆら帝国HP
http://www.yurayurateikoku.com/
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続きましては、今回のミューマガの『ゼロ年代ベスト100』のランキングでは、49位に選ばれつつも「パワーコード主体のガレージロックトリオ」に変貌したとの表記があり、ホンマかいなと思いつつも、聴いたらこれが不覚にも嵌ってしまった
「カーネーション」
のアルバム「リヴィング・ラヴィング」。
このバンドは元々、東京造形大学の音楽サークル(因みに此処の出身アーティストには、バービーボーイズの杏子やトムキャットや、スピッツの草野マサムネなどがいる)で「ほのぼのレイプス」「耳鼻咽喉科」などのバンドを率いて活動していた直江政広(なおえ・まさひろ)がムーンライダーズの鈴木慶一にテープを送ったことから、メジャーデビューのきっかけを得て、デビューの際は「ムーンライダーズの弟分」と称されるだけあって、その音楽性もかなりポップで叙情的なものになっており、それ故、名前も「カーネーション」と改名し、今日まで活動を続けている訳ですが、私としてはカーネーションと言えば、メロディアスで全く気骨を感じることのない軟弱な有象無象バンドのひとつといった(スンマセン!)印象を抱いていた訳ですが、どうも2002年以降、メンバーが3人になった辺りから骨太でダイナミックなロックを聴かせるバンドに変身した様子で、特に今回、ミューマガで49位にランクインしたこのアルバムは、非常に完成度の高い珠玉のロックアルバムと仕上がっております。今後はカーネーション様には懺悔の気持ちを忘れることなく、応援のエールをしかと送って行きたいと思っております!
では、私にとっては、「目から鱗」の衝撃だったアルバム「LIVING/LOVING」から、今日は「あらくれ」と「クック・ドゥー・ドゥル・ドゥー」の2曲を聴いて下さい。
どうぞ!
●カーネーションHP
http://www.carnation-web.com/
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。
post@fm814.co.jp
FAX 0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!
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さて最後は…ノックオンザヘブンズドアのコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は元クワイエット・ライオット、そしてオジー・オズボーンバンドでは最高のマッチングを見せ、一躍世界のトップギタリストとして注目を集めることになりかけた、その直前に、何と言う運命の悪戯か、飛行機事故で1982年3月、25歳の若さで亡くなってしまったランディ・ローズを偲んで、彼の名演に触れることの出来る
オジー・オズボーン
の楽曲「クレイジートレイン」を聴きながらお別れしたいと思います。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ!
(2010年7月18日オンエアー分)
Posted by footstomp at 14:04
│ROCK・音楽