2010年06月13日
イージーライダー

皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きます
ラジオでROCK!「Radio nowhere」でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、
DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)
で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。
まず、最初のコーナーは、ミュージックカレイドスコープのコーナー。
このコーナーでは、その時々の話題を、私の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くといった趣向のコーナーでは御座いますが。
さて、今週は先月29日、昨年10月に公表した前立腺ガンが、今年1月には骨にまで転移、余命あとわずかとされていました、アメリカン・ニューシネマの代名詞ともされる
「イージーライダー」
で一世を風靡、最近では「スピード」や「24・シーズン1」にも登場し、その個性的な演技で人気を集めていた、当年74歳というデニス・ホッパーさん、その彼が家族や友人に看取られながら、アメリカはカリフォルニア州にあります自宅で亡くなったという訃報に触れまして、私としても非常に残念な思いで一杯。やはりわれわれ40歳代、若しくは50歳代の人達からすると、彼の出世作である1969年に公開された「イージーライダー」は、馬をオートバイに置き換えた現代の西部劇といった趣のある革命的な作品で、現にその映画の中で、デニス・ホッパーが務めた主人公「ビリー」は、あの有名なガンマン「ビリー・ザ・キッド」がモデルになっておりますし、もう一方の主役であるピータ・フォンダが務めた「キャプテン・アメリカ」の劇中の本名はワイアットで、これはかの「ワイアット・アープ」から来ていることは紛れもない事実で御座いまして、兎に角、設定も奇想天外なら、オールロケで流れるように撮影された映像は、今のまさに『ロード・ムービー』の原点とも言え、さらに申し上げるなら、やはり決め手は映画のバックで使用された音楽ということで、今も頻繁にオンエアーされるステッペンウルフの「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」に、ジミヘンの「イフ・シックス・ワズ・ナイン」、そしてザ・バンドの「ザ・ウェイト」といった風に、この映画を通じ、今やロックのスタンダードとして語り継がれる名曲が沢山生まれた訳です。
…ということで、われわれからすれば、思い入れも一杯のデニスが亡くなったということは、実に大きな喪失感を感じるところでもありますが、何れにせよ彼の冥福を祈るとともに、今日は追悼の意味を込めて、映画「イージーライダー」で使用されました楽曲を幾つかピックアップしてここでお掛けしたいと思います。
まずはお馴染みステッペンウルフで「ワイルドでいこう」、そしてザ・バンドでと行きたいところでは御座いますが、サントラの方ではザ・バンドのマネジャーであるアルバート・グロスマンの許可が出なかったため、スミスが代わりに演奏しているナンバーが収録されており、今日はそちら様で「ザ・ウェイト」をお掛けします。そして続いてジミヘンの「イフ・シックス・ワズ・ナイン」、さらにバーズのロジャー・マッギンの歌声によるディランのナンバー「イッツ・オールライト・マ」の計4曲をお届けします。それでは聴いて下さい。どうぞ!
イージーライダーWiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
続きましては、キーワードAtoZのコーナー。
このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。
さて今週も、その頭文字にアルファベットのJが来るアーティストということで、アメリカの老舗音楽誌「ローリングストーン」において、過日レッチリを脱退したジョン・フルシアンテや、オールマンブラザーズバンドのブッチ・トラックスの甥っ子であるスライドギターの名手であるデレク・トラックスとともに、「The New Guitar Gods」(現代の三大ギタリスト)とされている
ジョン・メイヤー
君32歳を取り上げてみたいと思います。
彼は、アメリカはコネチカット州ブリッジボードで1977年10月に産声を上げ、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの影響を受けギターを始める訳です。高校生の時には、神奈川県伊勢原市にある向上高校に交換留学生として来日、また19歳の時には名門「バークリー音楽院」に入学し、ここでは京都府出身のトモ藤田こと、ギタリストの藤田智久氏に師事。ギターの手解きを受けており、そんなこんなで大の親日家としても有名であります。
兎に角、現代の三大ギタリストと言われるだけあって、その巧みな技は舌を巻くような内容で、ファンタスティクの一言。クラプトンはじめ、バディ・ガイやBBキングといったブルース界の大御所とも、既に一戦交えており、賛辞の嵐を受けるに至っている次第で御座います。
~というところで、それではそんな彼の名演を、ここで聴いて頂きたいということで、今日は2001年9月発表のデビューアルバム、これはあんまり評判良くなかったのかな~?「ルーム・フォー・スクエア」から「ノー・サッチ・シング」を聴いて下さい。どうぞ!
ジョン・メイヤー.COM
http://www.johnmayer.com/
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。
post@fm814.co.jp
FAX 0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!
さて最後は…ノックオンザヘブンズドアのコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は1949年、岐阜県生まれで、関西フォークムーヴメントの立役者でもあった高田渡さん。2005年4月にライブで訪れた北海道の地で心不全のために、56歳の若さながらお亡くなりになってしまった訳ですが、今日はそんな高田さんを偲んで、彼の作品の中でも一際ネームバリューの高い楽曲「自衛隊へ入ろう」をお掛けしてお別れしたいと思います。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ!
(2010年6月13日オンエアー分)
Posted by footstomp at 15:58│Comments(0)
│ROCK・音楽