2010年02月28日
ザ・ナック、ザ・パイレーツ

皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きます
ラジオでROCK!「Radio nowhere」
でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。
さて、今週は通常のフォーマットを変更して、2組のグループにスポットを当ててご紹介させて頂きたく思います。
~というのも、昨年来から、清志郎さんはじめ、まだまだこれから現役で頑張って頂きたいと思う方々が、突如として急逝されるというパターンが余りにも頻発しておりまして、先日18日にも、今更、御説明するまでもないですが、昭和37年にテレビでスタートした時代劇コメディ「てなもんや三度笠」でお茶の間の人気者としてブレイク、その後は、かの「必殺シリーズ」で、普段は風采の上がらない恐妻家の町同心でありながらも、その実、裏では、法で裁けぬ悪党どもをバッサバッサと痛快に切り捨てて見せた「殺し屋」中村主水を好演し、日本の芸能界を代表する名優としての地位を築き上げた、かの「藤田まこと」さんが大動脈瘤破裂で大阪は吹田市の病院でお亡くなりになった訳ですが、76歳とはいえ、昨今の高齢化社会にあっては、まだまだひと花もふた花も咲かせることができる年齢。それだけに本当に残念で、私も必殺の大ファンだっただけに悔しくてたまりませんが。

片や音楽界でも、ここのところ、また私が贔屓にするところのアーティストが立て続けに亡くなりまして、一人がかの「マ、マ、マイ・シャローナ!」でお馴染みのアメリカはロサンゼルス出身のバンド
「ザ・ナック」
のリーダーでギター・ボーカル担当だった「ダグ・フィージャー」で、肺癌と脳腫瘍を併発し、今月14日に58歳の若さながら帰らぬ人となってしまいまして、もう一人が元祖パブロッカーにして、マシンガンギターの本家本元、あのウィルコ・ジョンソンや鮎川誠、ミッシェルのアベフトシなどに多大なる影響を与えたザ・パイレーツのギタリスト
「ミック・グリーン」。
こちらは原因不明ですが、突然、彼の御子息がオフィシャルサイトでその死を報告。死因は不明ですが、何とこちらも65歳というまだまだこれからの年齢。本当に愕然としてしまいますが。
ここに慎んでお悔やみ申し上げたいと思います~
で、出来ればこんな形でなく、彼らが生きているうちに特集なんぞを組んで、その功績を、私としては派手に讃えたかった訳では御座いますが、今日はそんなことで遅ればせながらとなりましたが、ザ・ナックのダグと、ザ・パイレーツのミック・グリーンを取り上げて、その素晴らしきサウンドとリスナーの皆様とともに堪能して行きたく思っております。
それでは先ずトップバッターとして、
「ザ・ナック」
の方から聞いて行きたいと思います。
♪~飛んで、飛んで、飛んで~♪の一発屋、洋楽界のダンディ坂野と思われがちな彼らでは御座いますが、存外良い曲も沢山残しております。
では一曲目は、1980年に「ややヒット」しました、小気味良いリフがエクスタシーな名曲「ベイビー・トークス・ダーティー」と「グッド・ガールズ・ドント」の2曲を聞いて下さい。どうぞ。
はい、ということで先ずは「ザ・ナック」で「ベイビー・トークス・ダーティー」と「グッド・ガールズ・ドント」の2曲を聞いて頂きました。
「ザ・ナック」は1979年に「ゲット・ザ・ナック」でデビューしたアメリカはロサンゼルス出身のロックバンド。デビュー当時はビルボードで5週連続1位の栄冠に輝いた「マイ・シャローナ」を引っ提げて、全世界のロックシーン相手に、肩で風切るように快進撃を見せたものですが、その後、人気は下降線を辿り、1982年に解散。1991年にはプロデューサーにドン・ウォズを迎え再結成しアルバムも製作するが、これまた鳴かず飛ばず。しかし、1998年にはあのUKやフランクザッパなどのアーティストと活動をともにしてきた天才ドラマー「テリー・ボジオ」(現在この人59歳!まだ現役でっせ!)がまさかの加入。地味ながらもコンスタントに活動を続けてきたが、今回、ダグが病に倒れ、その生涯にピリオドを打ったことから、「ザ・ナック」は永遠にロックの歴史の中に封印されることとなってしまった訳です。
というところで、それではここで「ザ・ナック」と言えばこの曲、「マイ・シャローナ」を聞いて下さい。どうぞ!
おまけ!ニルヴァーナの「マイ・シャローナ」
続きましては、元祖パブロッカー、マシンガンギターの総本家でありますミック・グリーンのその生前のプレイを楽しんでみたいと思います。
ミック率いるザ・パイレーツは元々ジョニー・キッド&ザ・パイレーツとして1959年にイギリスでデビュー。「シェイキン・オール・オーヴァー」(因みにこの曲は、ザ・フーにイギーポップ、アダム・アントなどがカヴァーしている)をヒットさせ、当時のロックシーンで人気を博した訳ですが、ミック自体は1962年からバンドへ途中参加。その後、中心人物であったジョニーが交通事故で死亡するアクシデントに見舞われ、バンドは空中分解するも、1970年代にパブロックシーンに登場し、瞬く間に人気者となったドクターフィールグッドのギター「ウィルコ・ジョンソン」が、ギタリスト・ミックに対してリスペクトの姿勢を示したことから、俄かに注目度がアップ。日本でもミッシェルのアベフトシを筆頭に沢山のギタリストがその影響下にあることを明かしては、彼が来日の際には共演などを果たしては、近年、日本においては特にお馴染みのギタリストとして支持を集めていた訳ですが…。
御年65歳のミック・グリーン。まだまだこれからの活躍が期待されていただけに、本当に私としても残念極まりない思いで一杯ですが…。
というところで、それでは今度はザ・パイレーツの全てが網羅されているといっても過言でない1998年2月に発売となった「アウト・オブ・ゼア・スカルズ・プラス」から、「ハニーハッシュ」と「シェイキン・オール・オーヴァー」の2曲を聞いて下さい。どうぞ!
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“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。
post@fm814.co.jp
FAX 0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!
さて最後も今日はミック・グリーンを偲んで「ザ・パイレーツ」を聴きながらお別れしたいと思います。曲は「プリーズ・ドント・タッチ~アイ・キャン・テル」です。
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ!
(2010 2・28オンエアー分)
Posted by footstomp at 12:33│Comments(0)
│ROCK・音楽