2009年07月31日
ザ・ミッシェル・ガン・エレファント!アベフトシ追悼①

皆さん今晩は!
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます
「ラジオでロック Radio Nowhere」
でお楽しみください。お相手させて頂きますのは私、
DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)
で御座います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
それでは早速番組の方進めていきたいと思いますが…。
さて、もうこのラジオをお聴きの方なら、誰しもがご存知のこととは思いますけれど、先月7月22日の未明、元ミッシェル・ガン・エレファントのギターであり、今後の動向についても注目されておりました、タイトなモッズスーツと、黒のグラサンが似合う長身のギタリスト
「アベフトシ」
さんが残念ながら、何と43歳という若さで、急性硬膜外血腫の為、お亡くなりになりました。
松下工房のオリジナルテレキャスターである「seen」をトレードマークに、マシンガンギターの元祖、ドクター・フィールグッドの「ウィルコ・ジョンソン」師匠宜しく、激しいリズム・カッティング(ブラッシング)主体のソリッドでアグレッシブなギタープレイを売り物に、寡黙なキャラながらも、ボーカルのチバくんと共に、ミッシェル・ガン・エレファントを牽引するフロント・アクターを務め、多くのファンのハートを鷲掴みにしては、90年代邦楽ロックシーンを舞台に、精力的に暴れ回ったR&Rスター、それがアベくんだったという訳なんですけども~
そんな彼が突然、他界したというニュースを聞くにつけ、私としても本当に悔しい思いを噛み締めると同時に、何とも言い難い喪失感を味わっている次第でも御座いますが…。
…ということで、過日のキヨシローさんの追悼特集といい、この手の企画ものは私としても気が滅入る許りで、極力避けたいとは思いつつも、一方で、やはり思い入れのあった分、某かの形で「手向けの花」をアベくんには捧げたいという気持ちも御座いまして、兎に角、今週と来週は、痛快無比なる破壊力で、90年代を鮮やかに駆け抜けてみせたミッシェルのナンバーを存分にお掛けしては、今一度、アベくんの存在感溢れる、そのワイルドなギター演奏に耳を傾けながら、彼に相応しいスタイルで、追悼特集の方、お送りさせて頂きたく思っております。
それでは、何はともあれ、先ずは3曲連発で行きましょう。
ピチカートVの小西康陽氏をして「この手の作品としては世界で最も売れたアルバム」と称されている1998年、11月25日発表のアルバム「ギヤブルーズ」から「スモーキン・ビリー」と「G.W.D」、そして発売年月日は前後しますが、1997年11月1日発表のアルバム「チキン・ゾンビーズ」から「ロシアン・ハスキー」。
この3曲をお届けしましょう。それでは聴いて下さい。
アベフトシ!
ザ・ミッシェル・ガン・エレファント
です。どうぞ!

ミッシェル・ガン・エレファントHP
http://www.rockin-blues.com/top.html
http://www.universal-music.co.jp/tmge/
松下工房
http://www.matsushita-kobo.com/
http://www.velvetsound.com/seen_tlctm.htm
アベフトシHP
http://www.rockin-blues.com/futoshi_abe_html/index.html
http://wiki.freeml.com/%A5%A2%A5%D9%A5%D5%A5%C8%A5%B7/
はい、ということで、思わず奥歯を噛み締めては、力コブなぞつくり、「さぁ来い!」と、サウンドを受け止めるこちら側もそれなりの意気込みで臨まなければ、簡単にふっ飛ばされてしまいそうな、ダイナミックなナンバーを先ずは3曲聴いて戴きました。
ミッシェル・ガン・エレファントは1991年、ボーカルのチバ・ユウスケ氏を中心に、明治学院大学で結成された、パブロックやガレージ、はたまたパンクやブルースなどの影響を多大に受けた正に正統派、筋金入りのロックンロールバンドで、1996年のデビューから2003年の解散までにメジャーでは通算8枚のアルバムを残しています。で、現在、アベくん以外のメンバーと言えば、チバくんと太鼓のクハラ・キュ~ちゃんはザ・バースディで活躍、そしてベースのウエノくんはレディオ・キャロラインを最近解散致しまして、今は、この番組では殆んどオンエアーする機会のないバンド「エルレガーデン」の元メンバー・細見武士氏と共に、ザ・ハイエイタスなるバンドで演奏活動を行っている模様です。
ダムドのアルバム「マシンガン・エチケット」のタイトルのスペルを謝って「ミッシェル・ガン・エレファント」とうっかり八兵衛の如く、チバくんの友人が読み間違ったことがきっかけとなり、バンド名にしたというエピソードを持つこのグループは、90年代の邦楽ロックシーンにおいて、当時二大双璧と唱われておりましたBJCと共に、後世においても、偉大なるロックンロールバンドとして永遠に、ロックファンの間では記憶され、常に語り継がれて行くことかと思います。

それでは続きましては同じく「チキン・ゾンビーズ」から「バードマン」と1996年11月発売のアルバム「ハイタイム」から「キャンディ・ハウス」を聴いて下さい。どうぞ。
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。
post@fm814.co.jp
FAX 0745-33-3601
郵便物等々 〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記してお送りいただければ、私の手元に届くかと思いますんで、また是非共、リスナーの皆様、挙ってお送り下さいませ。
さて最後も、ミッシェルの2001年発表のアルバム「ロデオ・タンデム・ビート・スペクター」に収録の、漫画家・松本大洋の原作による映画「青い春」(松田龍平主演)の主題歌でもありました
「赤毛のケリー」
を聞いてお別れしたいと思います。
ミッシェルはベスト盤やライブ盤などを省いてもメジャーで8枚、インディーズで2枚のアルバムを残していて、兎に角、沢山の作品がありますんで、来週も引き続きミッシェルのアルバムから、ドカンと!3コードのR&Rをこよなく愛していたアベくんを偲んで「特集」でお送りします。
お相手は
DJ・PONーCHANG!でした。
それでは~、シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ!
(8・2オンエアー分)
Posted by footstomp at 03:05│Comments(0)
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