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2009年06月07日

相対性理論、フィッシュマンズ

やくしまるえつこ嬢
相対性理論、フィッシュマンズ


相対性理論、フィッシュマンズ



皆さん今晩は。
これからの30分間はこのFM81.4、FM西大和からオンエアーされます
「ラジオでロック レディオノーウェア」

でお楽しみ下さい。お相手させて頂きますのは私、
DJ・PON-CHANG!(ぽんちゃん)

で御座います。どうぞ宜しくお願いします。
それでは早速、番組の方進めていきたく思いますが…。

先ず冒頭はお馴染み、私・ぽんちゃんがアト・ランダムにその時々の話題をピックアップしては、それに相応しい音楽をお届けするミュージックカレイドスコープのコーナーでございますが。

さて今日は、先月12日、東京は渋谷のHMVで行われた、全国津々浦々に点在するCDショップの第一線で活躍する販売員達が選ぶ『第1回CDショップ大賞』において、堂々第1位に選出されましたバンド「相対性理論」のアルバム『シフォン主義』を取り上げ、リスナーの皆様とともに、何故、彼らが第1位という栄冠を勝ち得たか、その理由を掘り下げては検証していきたいと思っております。

で、本当のところを言えば、実は私も、名前こそ小耳に挟んだことはありましたが、その音をはじめ、この「相対性理論」なるバンドに関する予備知識は全く皆無で御座いまして、今回、このバンドを取り上げるということで、改めて、その素性や音などについて、大層な言い回しに聞こえるやもしれませんが『学習』させて頂きました。


「相対性理論」


このバンドは、2006年9月に結成されており、東京都をその拠点として活動。我々世代にとってはお馴染みの女優『薬師丸ひろ子』さんならぬ、やくしまるえつこさんがリードボーカルを担当。そして、その脇をベースの真部脩一氏をはじめとする3人の男性メンバーが固め、まさに青春讃歌と称するに相応しいキラキラのPOPチューンを聴かせるといった4人組のバンドなんですが、何でもライブ以外での情報開示は全くなされておらず、雑誌のインタビューはおろか、メンバーの写真一枚さえ、衆人環視のもとに、さらされたことはなしといった有り様だと言うことです。
しかし、ライブでの他のアーティストとの絡みや、応援団とバックアップしてくれるメンバーの名前をみても、例えば対バンの相手が、かのロストアラーフ、不失者の灰野敬二氏や、米イストの『あぶらだこ』だったり、応援団の方では、ヒカシューの巻上公一氏や女優の洞口依子氏などが肩を並べているといった具合で、何処か一風変わったというか、なかなか一筋縄ではいかないようなお歴々が顔を揃えていることからも解るように、結構、かの『さえきけんぞう』氏や「ゲルニカ」の『上野耕路』氏などの才気溢れるミュージシャン達の集合体だったハルメンズやパール兄弟のように、アングラ玄人筋を独特な磁場で惹き付けては、面白がらせるといった稀有な要素を持つPOPバンドということは、こういった流れからも判断することは出来ます。
でも正直、こういっては申し訳ないのですが、私、イマイチこのバンドの魅力が分からない。悪くはないですけども、かといってメジャーシーンに躍り出て、断トツで一等賞を獲るほどに、威光を放つバンドでもなければ、アングラシーンでマニアックな支持を受けるようなバンドでもないような気がするんですが…。
兎に角、先ずはリスナーの皆さんにも、その音をしかと耳にしてもらい、各人各様の見識をもって分析願い、出来たら番組宛に優しく(生来、気が弱いので…)その内容を示して戴ければと思っております。
それでは今日は『第1回CDショップ大賞』の第1位に輝きました「相対性理論」のアルバム
「シフォン主義」

から、
「スマトラ警備隊」「LOVEずっきゅん」「夏の黄金比」

の3曲を続けて聴いてほしいと思います。それでは、とくとお聴きくださいませ!どうぞ!

相対性理論、フィッシュマンズ



http://mirairecords.com/stsr/

相対性理論、フィッシュマンズ



はいということで、続きましてのコーナーは、通常なら「キーワードAtoZ」で御座いますが、本日はそのコーナーを少しお休みさせて頂きまして、その後のコーナーであります
「ノック・オン・ザ・ヘヴンズ・ドアのコーナー」

、所謂、蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますけれども、そのコーナーの拡大版と言うことで、本日はお届けさせて頂きたく思います。
で、今回は誰を取り上げるかと申しますと、6月と言えば梅雨の鬱っとうしい時期では御座いますが、それも何とかやり過ごせば、その先には陽気に輝くお日様と、何処までも拡がる青い空ということで、まさに解放感一杯の夏の到来ということになる訳ですが。
で、夏と言えば、やはり野外のロックイベントに最も適した時節でもあり(当然そういったイベントも目白押しになる訳ですが~)また、そこで聴きたい音楽として、最大公約数的に人々の口にのぼるのは、本来的には、奴隷として虐げられてきた悲しき歴史を背景に、ボブ・マーリーやデリック・モーガンといった偉大なる先人達が、現人神(ジャー)と呼ばれたエチオピア皇帝・ハイレ・セラシエ一世の宗教的な教え(ラスタファリズム)の通り築き上げてきた、自由と解放、そしてアフリカへの回帰を求める重要なメッセージも込められたジャマイカ産・ブラックミュージック、音楽的には4/4拍子の第2、第4拍目にオフビートを刻む「スキャンク」といったギタープレイが特徴の「レゲエ」と言うことになる訳ですが~。
まぁ、そういったレベルサウンド、つまりはレジスタンス的な性格こそが、本来の持ち味である「レゲエ」では御座いますが、しかして、時も流れて、場所も変われば、本質的な要素は薄れて、その音楽的なスタイルのみが形骸化し、独り歩きするというのは、ありがちなパターンで、特に、此処日本にあってはその傾向が顕著に見受けられる訳ですが、しかし中には、卓越した音楽的才能で、単なる「バッタもんサウンド」で終わらない音楽へと昇華させていく才気溢れるミュージシャンも沢山いる訳で、そういった意味で、私自身が特に入れ込んでいたのが1987年に結成されるも、1999年に、飄々としたキャラと共に、繊細な歌声で、独特な存在感を放っていたボーカル・佐藤伸治氏が、何と33歳という若さで、心不全のために亡くなってしまい、活動休止を余儀なくされてしまった
「フィッシュマンズ」

、このバンドで御座いまして、ご説明が長くなりましたが、今日はそんな彼らの魅力に今一度触れて頂く機会を提供するべく、「ノック・オン・ザ・ヘヴンズ・ドアのコーナー」の拡大版ということでお送りさせて頂きます。
それでは何より、先ずは曲ということで1996年2月1日に発表の名作
「空中キャンプ」

から御馴染み
「ベイビーブルー」

聞いてください。
フィッシュマンズです。どうぞ!

http://www.ribb-on.com/fishmans/

相対性理論、フィッシュマンズ


                

“ラジオでロック”「Radio Nowhere」

この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
郵便物等々… 〒636-8555 FM 81.4(ハイホー)

さて最後も、もちろん今日は「フィッシュマンズ」のリバーブの効いた深遠で、独特の虚脱感、浮遊感が何とも心地良く、それでいてリズミカルな、そんな彼らの唯一無二なる個性に溢れたサウンドをお届けしてお別れしたいと思います。
1987年に、あのミッシェルガンエレファントと同じ出身校「明治学院大学」で、佐藤氏の他、現在、スカパラのドラムとして活躍している茂木欣一氏とギターの小嶋謙介氏と言う3人によって結成されたのがこのフィッシュマンズであり、佐藤伸治という強力なボーカルを失うことで、一旦その活動は封印されてはいるものの、茂木氏曰く「時期を見て活動は行う」というコメントもあり、この先また復活するという可能性も孕んでいるということですが…。
では、アルバム「空中キャンプ」から大ヒット曲
「ナイトクルージング」

をお掛けして、お別れしたいと思います。それでは皆さんまた来週。お相手は
DJ・PONーCHANG!

でした。
バイバイ!
(6・7オンエアー分)


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Posted by footstomp at 00:15│Comments(0)ROCK・音楽
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