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Posted by 京つう運営事務局 at

2011年05月21日

BOOWY、コンプレックス、Kingdom Come …







皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きます
ラジオでROCK!「Radio nowhere」

でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!

それでは早速番組の方、進めていきたいと思いますが…。
まず、最初のコーナーは、ミュージックカレイドスコープのコーナー。

このコーナーでは、その時々の話題を、私の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くといった趣向のコーナーでは御座いますが。

さて、「不謹慎」「穿った見方」「臍曲がり」「天邪鬼」「人の善意を素直に喜べ!」といった非難とお叱りを、大いに受けることになるかも知れませんが、未曾有の大災害、戦後始まって以来の国難とも言える『東日本大震災』の発生、その後の復興に向けての義援金集めの一案として、1980年代から90年代にかけて活動してきたものの、それぞれが、それぞれの理由の下、解散してしまった、さまざまなグループの元メンバー達が「チャリティー」という言葉を言い訳がましく、まるで免罪符のように口にしては、バンド復活や一旦封印していた楽曲の数々を「改めて歌う」とばかりに、狼煙を盛んに上げておりますが。ニュースZEROなんかでそんなしょ~もない光景を実際よく見かけますが。
確かに何もない時に復活なんかすると「金に窮したのではないか」「陰りを帯びてきた人気に梃入れする為の再結成ではないか」と、悪意に満ち満ちた詮索とともに、「馬鹿野郎!こんなもんロックじゃね~だろ!ボロックス!」とばかりに揶揄されてしまう(…というか、バンド再結成や過去の楽曲を歌ったりする、その動機の殆どが、またそうしたものであるのも、悲しいかな、間違いなかったりする~)訳ですが、しかし、逆にこうした緊急事態ともなると、再結成してチャリティーライブなどをすると、世の皆さんは「嗚呼、いい人達だ」と、単純に諸手を上げて、その行為を評価しては歓迎してしまう傾向にもあったりして、ロッカーと言えど『人気商売』、再結成にウズウズしていたミュージシャン側としては、まさに「千載一遇のチャンス」とばかりに飛びついてしまうのも致し方ないところかとも思いますが。

で、まずは先月4月28日に、元メンバーである布袋寅泰氏と吉川晃司氏が双方のブログで「COMPLEX」の一夜限りの再結成をすることを明言。今年7月30日に解散コンサートを行った東京ドーム(老婆心ながら節電状況の中、実際7月にドームでコンサート出来るのか?と思ったりもしますがね)でライブをするとのことです。また1988年に結成し、1年で武道館公演を達成する人気を誇るも97年に解散、さらに2007年の11月に1年限定の再結成を行った「ジュンスカ」ことJUN SKY WALKER(S)が「英語にするとロックンロールになる」として、過去にも自らの記念日など、事ある毎にコンサートして来たという、今回の被災地でもある「宮城県石巻市の為にも」ということで立ち上がり、今月16日の名古屋公演を皮切りに来月4日のZepp Tokyoを最終日として、全国5つの都市を回りGIGを行い、また石巻市自体が落ち着き次第、被災地でも公演をしたいと宣言しております。さらには5月4日に東京渋谷で行われた復興チャリティーイベントに参加した元レッズの田所豊氏も「レッド・ウォリア―ズの再結成も計画している」として、バンドを再結成してのチャリティーライブに意欲を見せておりましたということで御座います。

しかしまぁ、特別「震災」云々と言わず、再結成したかったら、周囲の雑音など気にせず再結成するばいいんじゃないでしょうか。再結成して何やかんや言われるのは仕様がないでしょうしね。何時の時代も『悪意の塊』みたいな意地悪な輩は私をはじめ、いますから(苦笑)。かといって講釈垂れの言い訳野郎の方が、全然ロックンロールではなく「男らしくない」と言う気もしますし。自分だけ、過去のバンドのヒット曲をチャリティーといって“カッコ良く”歌うとか、それも非常に厭らしい感じがしますし。何にせよ、ロックバンドの再結成は洋の東西に関わらず、その昔から「格好が悪い」というのが定番で御座います。熱狂的なファンは別としてね。かくいう私もARBが何回目になるか、最早解りませんが、もし仮による年波も顧みず「再結成」するということであれば、周囲がいろいろ言っても歓迎するしね。でも出来れば、こうした時期に再結成というのはロックらしくないから避けて頂いた方がいいと思いますが。

兎に角、勘違いしないでほしいですが、「バンドエイド」はあくまで傷膏で、「USA・フォー・アフリカ」は第3世界から搾取する先進国のマッチポンプの象徴であって、あれこそが「チャリティー」とか「ロック」とは全く別の次元のものですからね! あんなもんを手本としてバカ騒ぎしているメジャーの皆さんがいましたら(きっといるでしょうが…)、反省を宜しくお願いします。

しかし、それにしても流石というべきか、一方でストリート・スライダーズは再結成の「さ」の字もないし、THE CLASHも「ジョー」が死んで永遠に終わってしまいましたし、ヒロトとマーシーは「前に進むだけ!」という姿勢を崩さず、ロックの何たるかを体現しているようで、大いに感銘を受ける次第でも御座いますが…。

~ということで。では講釈抜きに「素直に観たいですよ」「楽しみたい」という気持ちを届けるべく、今日は、先ずコンプレックス結成のきっかけにもなったであろう(だって、ボウイの中でも実にクオリティーも高く、際立って格好良いナンバーですから…)1986年3月発表のボウイのアルバム「JUST A HERO」から、ヒムロック&吉川のツインボーカルによる「1994(レベル・オン・コンプレックス)」と、コンプレックスで「2人のANOTHER TWILIGHT 」、そしてジュンスカで記念すべきデビュー曲「全部このままで」の計3曲を聴いて下さい。どうぞ!



























                                              





続きましては、キーワードAtoZのコーナー。

このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。









さて、今週もその頭文字にKが来るアーティストということで、クラシック・コンプレックス丸出しのディープパープルに対して、ブリティッシュ・フォーク・トラッドをベースとして、アメリカ産の広大無辺な大陸ロックに対峙しようと格闘したジミー・ペイジ率いるレッド・ツェッペリン。そのツェッペリンの流れを与したというか、完璧にその方法論を模倣してみせたが故に、今は亡きゲイリー・ムーア(彼はこのバンドの為に『レッド・クローンズ』という曲をわざわざ書き下ろし、憎しみを込めて攻撃しましたっ!なんちゅうやっちゃ!)やドッケンのジョージ・リンチ(彼はイベントなどで、このバンドと顔を合わす度に移民の歌を口にして、からかって見せたと言うことですが…)、そんなこんなで同業者等から罵倒され、また音楽マスコミからも必要以上の誹謗中傷を受け、あっと言う間にメジャーシーンから陥落。現在はボーカルのレ二―・ウルフの生まれ故郷であるドイツを拠点に地道に活動する、アメリカ生まれの不遇なるハードロックバンド『キングダム・カム』。確かに「ZEPPのそっくりさん」といった部分は否めない事実であろうとも、半面、その演奏は本家本元を凌駕して余りあるような完成度の高さを誇っており、私ははっきり言って嫌いでないので、今宵はそのソックリぶりとともに、リスナーの方々には、非常にクオリティーの高い演奏を確かめて頂きたいと思い、オンエアーすることに致しました。

で、簡単にこの『キングダム・カム』というバンドの横顔をご紹介しますと、このバンドは5人組のハードロックバンドで、元々はドイツの音楽シーンで地道にライブ活動していたボーカルのレ二―・ウルフが、アメリカはロサンゼルスに新天地を求め移住し、先ずはハードロックバンド「ストーン・フューリー」を結成。MCAから2枚のアルバムを発表するも、鳴かず飛ばずの状態が続き、直きに財政難に陥っては空中分解の憂き目を見ることになる訳ですが、その1年後に当たる1987年には『キングダム・カム』を結成し、見事完全復活。ポリグラム・レコードと上手く契約に漕ぎ着け、1988年には、デビュー作にしてプラチナ・ディスクの栄誉に輝く、本日ご紹介する1stアルバム『キングダム・カム』を引っ提げて、全米のハードロックシーンに殴り込みを果たす訳です。高い完成度を誇るアルバムの質に感銘を覚え、熱狂的な声援を送るファンや評論家の支持を得る一方で、その音がツェッペリンに酷似していることから、「全くオリジナリティーがない」「単なる猿真似」というような強烈な誹謗中傷を受けることにもなり、今日までの間に16枚ものアルバム作品を発表しているものの、1st程の評価を得ることもなければ、オリジナルメンバーも2枚目の製作を待たずして全員脱退。今では活動の拠点を自らの出身地であるドイツに再び移し、レ二ーひとりで『キングダム・カム』を名乗り、地味に演奏活動を行っているそうです。本当に可哀そうな話では御座いますが。

~というところで、それではここでそんなハードロック界の貧乏神(俺も滅茶苦茶、もしかしたら言ってるかな?)という形容がピタリ当て嵌まる『キングダム・カム』の珠玉の1stアルバムから、今日は1回オンエアーしただけでリクエストが殺到したとされる「ゲット・イット・オン」を聴いてください。本当にカッコ良いですから。私は大好きですね。
それではZEPPの物真似をオハコとするハードロック界のコロッケこと『キングダム・カム』で2曲お届け致します。どうぞ!

キングダム・カムHP
http://www.lennywolf.com/

                                               





“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。

E-MAIL 
post@fm814.co.jp
FAX  0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!









さて最後は…「ノックオンザヘブンズドア」のコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、本日は何時ものコーナーを返上し、頭のカレイドスコープのコーナーで、震災を理由にして「再結成してみせるバンド」に、嫌味たらしく(笑)スポットを当て、ご紹介しましたが、同じく今日はお別れの場面でも、再結成の可能性、計画があるとされるレッド・ウォリア―ズのナンバーで、サムピックを使うシャケのシャープなカッティングがカッコ良い「アウトサイダー」をお掛けしてお別れしたいと思います。







それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ! 
(2011年5月21日オンエアー分) 

  


Posted by footstomp at 23:56ROCK・音楽