2010年04月18日
河瀬監督「美しい日本」『奈良編』、JIGHEAD~

皆さん今晩は!
これからの30分間は、このFM81.4、FM西大和からお届けさせて頂きますラジオで
ROCK!「Radio nowhere」
でお楽しみくださいませ。
お相手させて頂きますのは私、DJ PON- CHANG!(ぽんちゃん)で御座います!どうぞ宜しくお願い申し上げます!
それでは早速番組の方、進めていきたいと思います。
まず、最初のコーナーは、ミュージックカレイドスコープのコーナー。
このコーナーでは、その時々の話題を、私の方でアトランダムにピックアップしては、それに因んだサウンドをオンエアーさせて頂くといった趣向のコーナーでは御座いますが。
さて、唐突では御座いますか、実は過日、1997年のカンヌ国際映画祭では『萌の朱雀』でカメラドール賞を、また2007年の同映画祭では「殯(もがり)の森」でグランプリを受賞されるなど、まさに奈良が世界に誇る映画監督であります
河瀬直美
さんからメールを頂戴しまして、40年間、何時も傍にいて監督を見守り続けて来られた「おばあ様」が先月の25日に、95回目の誕生日を元気に迎えられたことと、さらに今回、JR東海提供シリーズ第1弾となる
「美しい日本」『奈良編』
と題したショートフィルムの製作を河瀬監督が担当され、吉野、五條、十津川の3シリーズが完成したとの連絡を頂戴しました。ネットのアドレスがメールに貼付してありましたので、直ぐ拝見したのですが、その出来映えは流石の一言。「感想を頂ければ幸い」とのメッセージも添えられていましたので、私なりに貧弱な感性をそれなりに駆使して、厚かましくも感想を述べさせて頂きましたが、兎に角、心が洗われるような、美しい詩情に溢れた映像が素晴らしくて、で、とりわけ印象に残ったのは十津川編に登場してくるおばあちゃんたちの口から発せられる『助け合う』『労り合う』という言葉。人間として当たり前のことと認識しながらも、忙しない日常の中では、時に忘れがちな尊き想い。僕自身、これを観ながら「人間としての本質」、そのことを改めて真正面から問われているような感じがして、少し気恥ずかしさを覚える部分もあったりしました。
何はともあれ「百聞は一見にしかず」。
ありきたりな観光案内などでは到底お目にかかれない、桃源郷の如き、癒やしと安らぎに満ちた『奈良』にきっとリスナーの皆さんも出逢える筈ですから、ぜひご覧ください!お勧めです!
それと…。蛇足では御座いますが、この3月まで河瀬監督、京都にあります某FMステーションで、同じく日曜日、当番組の裏あたりでDJをされていましたが、この4月からは金曜日にお引っ越しをされたとのことですので、無論、先ずはこの「ハイホー」を聞いて頂くのが何より第一と言いますか、お願いしたいところでは御座いますが、また機会あれば其方の方“UNDER THE TREES”も聴いてみて下さい~。
~というところで、それではここで何曲か…。今日は河瀬監督が新たにJR東海関係のお仕事として、素晴らしい映像作品「美しい日本」『奈良編』を製作されたという話をさせていただきまして、まぁJR東海と言うことですから「連想するものは…鉄道か」という、実に短絡的と言いますか、最早こじつけ以外の何物でもないような感じもしないでもないですが~(笑)。
それでは、その歌詞やタイトルに「トレイン」という言葉が出てくる曲ということで、3曲続けてお掛けしたいと思います。
先ずは一曲目、イギリスの3大ギタリスト(ジェフ・ベック、E・クラプトン、ジミー・ペイジ)を世に輩出したことでもつとに有名な
ヤードバーズ
のナンバーで(エアロがカバーしていることでも評判ですが)「トレイン・ケプト・ア・ローリン」、それと、先月9年振りの来日を果たしたロバート・アレン・ジマーマンが本名と言っても、今では戸籍も芸名の方にしているというフォークの神様
「ボブ・ディラン」
で、1979年発表の「スロー・トレイン・カミング」から「スロー・トレイン」の2曲、滅茶苦茶ベタな選曲ですが、取り敢えず、お掛けしたいと思います。それではどうぞ!
●「美しき日本」JR東海提供シリーズ第一弾:奈良編
「吉野、五條、十津川 それぞれの村や町の美しき日本を綴りました」
http://www.kawasenaomi.com/ja/diary/2010/03/nbs.html
●河瀬直美オフィシャルサイト
http://www.kawasenaomi.com/ja/
●なら国際映画祭NARAtiveプロジェクト
http://www.nara-iff.jp/ja/blog/narative/
続きましては、キーワードAtoZのコーナー。
このコーナーは、アルファベットを順に追いながら、たとえばその頭文字がAならAC/DCといった風に、新旧洋邦問わず、無作為にアーティストやバンドをピックアップしてご紹介させていただくコーナーで御座いますが。
さて今週も、その頭文字にアルファベットのJが来るアーティストということで、「JBE」「ハウンド・ドッグ・テイラー」、或いはその昔の「キング・ブラザーズ」よろしく、ベースレスといった変則的なスタイルで、元POGOの小河原良太を中心に結成された、限りなくパンキッシュなR&Rサウンドを奏でる3ピースバンド
「JIGHEAD(ジグヘッド)」。
今日はこのバンドの横顔とその野蛮で痛快無比な轟音をご紹介したいと思います。
1995年に結成した当初はベース奏者もいたJIGHEAD。それが翌年、ベースが脱退。それ以降、新たなベース弾きを募るのが面倒だったのか、今のようなベースレスといった個性的な所帯で、今日に至るまで地道になる演奏活動を続けている。
1996年には、ヴォーカル・ギター担当でリーダーも務める「小河原良太」自身がインディーレーベル「LUNKER KILLER RECORDS」を発足。ここから何枚かの作品を出した後、1998年7月には「ミッシェル・ガン・エレファント」の強力な推薦を受け、ライブハウス「新宿リキッドルーム」の記念イベントに出演。これを切っ掛けに、1998年9月にはタイガーホールレーベルから「ザ・ミッシェル・ガン・エレファントVS JIGHEAD」なるスプリットEPを発売し話題を集めた。1999年にはP-VINEレコーズからフルアルバムデビューを果たし、またミッシェル・ガン・エレファント側の強い勧めもあり、メジャーのトリッピン・エレファント・レコーズ(販売・コロンビア/ユニヴァーサル・ミュージック)と移籍。3枚のアルバムを出した後、インディーズに舞い戻り、現在はまた、自身が立ち上げたインディーレーベル「LUNKER KILLER RECORDS」を通じて、コンスタントに作品を発表、ライブ活動にも精力的に取り組んでいる。
~というところで、それではここで「JIG HEAD」の荒削りながらも、エネルギッシュで豪快なR&Rをお楽しみ頂きたいと思います。
1995年9月25日に発売となったアルバム
「ランカー・キラー・レコーディングス25ソングス&レア!」
から~曲は「スタイル」と「ランカーキラー」の2曲を聞いて下さい。
JIG HEADです・どうぞ!
JIG HEAD HP
http://www1.odn.ne.jp/~cce06810/
JIG HEAD Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/JIGHEAD
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」
この番組では皆さんからのご意見、ご感想等々お待ちしております。
今から申し上げます宛先に是非、あなたの生の声をお聞かせください。
post@fm814.co.jp
FAX 0745-33-3601
MAIL 郵便番号〒636-8555 FM 81.4(エフエムハイホー)FM西大和
“ラジオでロック”「Radio Nowhere」の係と明記して、お送りくだされば手元に届くかと思いますので、挙ってリスナーの方々、また宜しくお願い申し上げます!
さて最後は…何時も通り~
ノックオンザヘブンズドアのコーナー。
蘇る古のスーパースターのコーナーで御座いますが、今日は2008年11月食道癌の治療中に心不全を起こし、お亡くなりになってしまったデイブ平尾さんや、ケネス伊東さんといったメンバーを偲び、日本のロック史に燦然と輝く星の如し
「ゴールデンカップス」の演奏で「ヘイ・ジョー」を聴きながら、本日はお別れしたいと思います。
1968年当時の演奏とはとても思えない、スピード感に加え、マーちゃん(ルイズルイス加部)のベースにビックリしまっせ!ホンマに!
それではみなさんまた来週。時間になりましたら、ダイヤルはFM81.4、FM西大和にお合わせ頂き、この番組にお付き合いくださいませ。
お相手はDJ PON-CHANG!(ぽんちゃん)でした!
それでは…。シー・ユー・ネクスト・ウィーク!バイバイ!
(2010 4・18オンエアー分)
お詫び…
次回4月25日、5月2日については都合により3月分の再放送とさせて頂きます。
GW明けの9日からまた元気にラジオの前にお会いしたいと思います。
今後ともひとつ当番組宜しくお願い申し上げます。